前代未聞の番組辞退から3年… 幸せをつかんだカリスマライバー、林村ゆかりの現在

2017年、人気恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン」に参加し、ローズセレモニーを自ら辞退し注目を浴びた林村ゆかりさん。その翌年にはライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で日本人最速のフォロワー27万人超えという快挙を果たした。現在は良縁に恵まれ結婚、ライブ配信マネジメント会社の女社長として公私ともに充実した日々を送っている。番組史上初めてバチェラーを“振った”美女が、前代未聞の退場劇の真相とカリスマライバーとしての素顔、経営者としての多忙の日々と新婚生活まで余すところなく語った。

インタビューに応じた林村ゆかり【写真:荒川祐史】
インタビューに応じた林村ゆかり【写真:荒川祐史】

周囲が10代20代のなか、30歳でライバーデビュー

 2017年、人気恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン」に参加し、ローズセレモニーを自ら辞退し注目を浴びた林村ゆかりさん。その翌年にはライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で日本人最速のフォロワー27万人超えという快挙を果たした。現在は良縁に恵まれ結婚、ライブ配信マネジメント会社の女社長として公私ともに充実した日々を送っている。番組史上初めてバチェラーを“振った”美女が、前代未聞の退場劇の真相とカリスマライバーとしての素顔、経営者としての多忙の日々と新婚生活まで余すところなく語った。

 ハンサムかつ社会的地位を確立している独身男性・バチェラーをめぐり、20人以上の女性たちが過酷な争いを繰り広げる恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン」。バチェラーに選ばれた女性にはローズが手渡され番組に残ることができるが、シーズン1に参加した林村さんは初代バチェラー・久保裕丈氏のローズを固辞。まさかの辞退という形で番組を去り、大きな話題を呼んだ。

「本当、酔っぱらってたんですかね?(笑) バチェラーの方が他の子とイチャイチャしてるのを見るのがつらかったのと、女性同士の嫉妬に疲れてしまって。バチェラーに出たことで、誰かの力で有名になるより、自分自身がコンテンツを作りたいんだということにあらためて気づきました」

 歌手を目指し、25歳で上京。ジャズバーの歌姫として未経験から下積みを重ね、30歳のときライブ配信者「ライバー」としてデビューした。周りが10代や20代という環境のなか、時には日に12時間以上も配信するなど工夫を凝らし、人気ライバーの座にのし上がった。

「いい年してコスプレしたり恥ずかしさもあったけど、やってるうちに吹っ切れました。お風呂のときもラジオにしたり、本当に生活をたれ流しにしてる感じ(笑)。毎日コツコツ、長くやればやるほどファンがつく。始めて8年、プラットフォームは3つを渡り歩きましたが、今でも応援してくれる古参のリスナーさんもいます」

 ファンからは「投げ銭」と呼ばれるチップが入るため、固定のファンがつけば安定した収益が見込めるが、一方でトラブルがないわけではない。

「露骨な例だと『いくらで会ってくれ』とか、『他のライバーに勝たせてあげるから1日つきあって』とか、『金払ってるんだから言うとおりにしろ』というのも。黙ってブロックしたり、時には『失礼ですよね?』とバトルしたり。意外とハートが強くないと続かないんです」

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