株式会社ネオレアが、現役女子学生が選ぶ「2020年トレンド大賞」トップ10と「2021年トレンド予測」トップ10をそれぞれ発表した。

　全国の中学生、高校生、大学生総勢2200人を対象に、インターネットによる任意回答でアンケートを実施。2020年トレンド大賞で2位に食い込んだのが、旋風を巻き起こしている「鬼滅の刃」だ。今年5月に漫画は最終回を迎え、10月に「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開され、12月に最終巻発売と怒涛の鬼滅ラッシュで社会現象を巻き起こしている。

　トレンド大賞1位は「NiziU / NiziProject」だ。日本中がハマっていたと言っても過言ではなく、デビューが決まってからの勢いは衰え知らず。まねしやすいキャッチーな振り付けは、SNSなどにも多くアップされ、女子学生の間でも大ヒットした。

　一方、21年のトレンドはどうなるのか。トップ10のうち、2位と上位にランクインしたのが関西ジャニーズJr.の7人組グループ「なにわ男子」。CDデビュー前にも関わらず、映画、ドラマ、バラエティーなど幅広く出演し、注目度は急上昇中だ。平均20歳のステージでは王道アイドルソング、バラエティーでは関西弁というギャップなどもあり、女子学生を中心に人気を集めている。

　そして注目のトレンド予測1位は「呪術廻戦」だ。集英社が発行する雑誌「週刊少年ジャンプ」で18年3月から連載開始し、人間が抱く負の感情から生み出された「呪い」と、それを祓うべく戦う「呪術師」の物語。20年にはアニメ化もするなど人気がうなぎ上り。作り込まれた世界観、死や何気ない生活に対する奥深いセリフが好評を博す一つの理由で、鬼滅の刃に続くヒット作になると予想されている。