般若、ヒップホップとの出会いは「衝撃的」 ラップの道を歩みだしたキッカケ明かす
ラッパー・般若初の長編ドキュメンタリー映画「その男、東京につき」が25日より全国公開を迎える。公開に先立ち、般若が鋭い眼差しでヒップホップとの衝撃の出会いを振り返る本編映像が解禁となった。
特別友情出演として長渕剛も登場
ラッパー・般若初の長編ドキュメンタリー映画「その男、東京につき」が25日より全国公開を迎える。公開に先立ち、般若が鋭い眼差しでヒップホップとの衝撃の出会いを振り返る本編映像が解禁となった。
東京・三軒茶屋というさまざまな文化がせめぎ合う街から1人の偉大なラッパーとして成長を遂げた般若。時代や流行に流されることなく、日本語によるラップにこだわり、その独特なリリックが多くのファンだけでなく、日本のヒップホップシーン、そして音楽シーンに大きな影響を与えてきた。しかし、その背後にはこれまで多くを語られなかった壮絶な過去があった。いじめを経験、音楽との出会いとジレンマ、自殺をも考えた過去。いくつもの困難に行く先を絶たれても書くことそして歌うことだけはやめなかった。どん底から拾い上げた言葉は多くのファンを魅了し続け、ついに武道館ワンマンライブを成功させた。同作では、その生い立ちをドキュメンタリー映画として紹介する。
今まで語られることの無かった父への思い、大きく変わった世の中の状況、今後の思いについてカメラに向かって話し始めた般若。また、Zeebra、AI、t-Ace、R-指定、T-Pablow(BAD HOP)ら豪華アーティストのほか、特別友情出演として長渕剛が般若を語る。
今回解禁となった本編映像では般若が「人生の中の食らったものの中の上位に入るくらい衝撃的で、そこからですね、ラップの道に入っていったのは。何も俺は分かってない状況でした」とヒップホップの道を歩むきっかけを明かしている。さらに「とりあえずやり方を教えてもらって始めてみて、いまだに日本語すら怪しい気もするんですけど、英語も分かんないし、日本語でやってましたね」と冗談を交えつつ、日本語ラップブームが始まり出した当時を振り返っている。