市川猿之助が「詫びろ!」封印を宣言「僕は詫びることが好きではないので」

歌舞伎役者の市川猿之助が16日、都内で行われた「東京二八そば」ブランド立ち上げ1周年記念記者発表会に出席。大ヒットドラマ「半沢直樹」での名台詞「詫びろ!」封印を宣言した。

そば通な一面を見せた市川猿之助【写真:ENCOUNT編集部】
そば通な一面を見せた市川猿之助【写真:ENCOUNT編集部】

利きそば体験では武田梨奈と見事正解の二八そばを言い当てた

 歌舞伎役者の市川猿之助が16日、都内で行われた「東京二八そば」ブランド立ち上げ1周年記念記者発表会に出席。大ヒットドラマ「半沢直樹」での名台詞「詫びろ!」封印を宣言した。

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 女優の武田梨奈とともに登壇した市川は「好きなそばはもりですね。やはり冷たいそばに限ると思うので」「そば屋での粋な食べ方は、あまり長居しないこと。20分くらいでサッと食べてパッと出る。あまりダラダラとお喋りするようなところじゃない」「お世辞でも何でもなく、海外に行くときは段ボール1箱そばを持っていく。そばが一番食べたくなるので」と無類のそば好きを公言。十割そば、二八そば、四六そばが並んだ利きそば体験では一口目はつゆにつけずにそばだけをすすり、二種類のつゆでの食べ比べでは指につゆをつけて味見するなどそば通な一面を見せ、武田とともに見事正解の二八そばを言い当てた。

 そばにかけ、「今一番“そば”にいてほしい人」を聞かれると「もう1人自分がいてほしいですね。あまりにも仕事が忙しすぎて、切実にもう1人欲しいです」と多忙な1年であったことを振り返った市川。自身が考える来年の漢字には「粛」としたため、「今は気が緩んでいるので、来年も粛々とそばでも食って過ごしましょう。仮に5~6人で行ったとしてもそば屋なら20分で出られますから」と上手にまとめたが、波乱の幕開けはその後だった。

 質疑応答で記者から「今年を振り返ってみて」と聞かれ、コロナ禍で歌舞伎界の存亡に頭を抱えたことを吐露。「ドラマはどうでしたか?」と問われると「ドラマはそんなに……一応、半沢に出させていただいたというだけです」と歯切れ悪く話した。続けざまに「皆さん『粛』よりも『詫』の字を楽しみに来ている」と畳みかけられると「基本的に僕は詫びることは好きではないので」「『詫びろ!』は今年で封印です」と頑なに拒み、苦笑いで会場を後にした。

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