4代目女王・吉住が「THE W」に懸けた思い「女に生まれてきたからには獲りたい」
女性芸人によるお笑い賞レース「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」で、“4代目女王”に輝いたピン芸人・吉住が14日、リモート囲み取材に応じ、優勝の喜びを語った。
「THE W」4代目女王・吉住、リモート囲み取材・一問一答
女性芸人によるお笑い賞レース「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」で、“4代目女王”に輝いたピン芸人・吉住が14日、リモート囲み取材に応じ、優勝の喜びを語った。
――優勝直後の感想をお願いします。
「正直、やっと勝てたか、という感じですね。ずっとネタに重点を置いてやってきたので、賞レースで優勝できたのが本当にうれしいです」
――今回の手応え、優勝するという自信はどれだけありましたか。
「(決勝ファーストステージで)特に当たりたくない4組がBブロックに集まっていたので、まずはBブロックで勝てるのかと……。勝つという自信というよりは、自分のネタを信じてやるしかない、という感じでした」
――決勝では、女審判、銀行強盗のネタを披露しましたが、どれくらいかけて作って来ましたか。
「女審判は、4月のヒコロヒーさん(松竹芸能所属の女芸人)とのツーマンライブがコロナで延期になり、10月に改めてやった時に作ったネタです。自分的にはそんなにいいネタになるか分かんなかったんですけど、意外とテレビ向きと言っていただいたので磨いた感じ。銀行強盗のネタは、去年の11月、単独公演の時に下ろしたネタです」
――この2本を決勝に持ってきた理由は。
「個人的には、ストーリーがあるネタが好きなんですけど、ストーリーがあると笑いどころが作りづらい。今回に関しては、みんなから評判が良かったネタを優先してやりました」
――優勝賞金1000万円の使い道は。
「整骨院に行くのが趣味で、今は近場しか行けていないので、全国を巡りたいと思っています。あとは、人力舎のみんなにおいしいものを食べさせてあげたいです」
――副賞として、日本テレビの人気番組に出演する権利が与えられました。出演したい番組は。
「『イッテQ (世界の果てまでイッテQ!)』と『名探偵コナン』です。毎週、録画しているので。『有吉の壁』に出て、キャラコントをやってみたいです」
――冒頭に「やっと勝てたか」というコメントがありましたが、何回目の出場だった。
「今回で4回目なんですが、他の賞レースでも優勝がなかなかできないという状況だった。やっと自分のネタが認めてもらえたと思いました」
――喜びは誰に伝えたい。
「人力舎のみんなですかね。いいニュースをもたらせたと思うので」
――いろいろあった中で、明るいニュースをもたらせたのがうれしいのでしょうか。
「少しでもみんなを笑顔にできたらいいなと思って、すぐ伝えたいです」
――芸歴6年なので、「R-1グランプリ」の参加資格もあるが。
「ネタを作らないといけないんですけど、頑張りたい。決勝と優勝を狙っていきたいなという感じですね」
――何度もトライした「THE W」は、吉住さんにとって、どんな大会なのか。
「こんなに異種格闘技の大会って、なかなか無い。ここで勝つのが、意外と一番難しい賞レースだと思っていた。なので、絶対に勝ちたいという気持ちでしたね。女に生まれてきたからには、『THE W』を獲りたいというのがありました」
――最後にファンへメッセージをお願いします。
「ファンのみなさんも、なかなか吉住のネタは優勝しにくいネタなんじゃないかと、冷静な分析をされている方が多かったので、やっと勝てました! とお伝えしたいです」