映画「ブレイブ-群青戦記-」の製作報告会見が14日、都内で行われ、主演の新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、本広克行監督が登壇。若手俳優陣がそろい踏みとなった本作の撮影秘話を語った。

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「ブレイブ-群青戦記-」は笠原真樹の漫画「群青戦記 グンジョーセンキ」が原作。スポーツ名門校の高校生たちが学校ごと戦国時代にタイムスリップし、それぞれの部活で培った身体能力と現代人としての知識を頼りに戦乱の世を生き延びるというSFアクションコメディだ。

　新田演じる内気な主人公の幼馴染役を務めた山崎は「役柄的には私が引っ張っていく立場ですが現場は逆で。立ち位置が分からないときにお芝居しながら自然にエスコートしてくれたり、テスト撮影が終わった後も『大丈夫？』と声をかけてもらったり、早朝の撮影で目が充血してたときに目薬を貸してくれたり……。そういうちょっとした気遣いがたくさんありました」とそのスマートさを絶賛した。

　新田が剣道部部長で生徒会長というリーダー役を演じた鈴木に対して「メチャクチャ身長高いじゃないですか。木刀で上段の構えとかしてると3メートルくらいある。本当に頼もしかったです」と話すと、鈴木も「野武士と戦うんですが、武士たちが僕に相当ビビってましたからね。刀を持ってても僕の木刀と巨体に怖気づいてましたね」と応じた。

　それぞれ同世代ということもあり撮影の合間も笑顔が絶えなかったというが、謎めいた帰宅部員役を演じた渡邊は「3人の仲がものすごくいいんです。高校生の部活感がすごく出ていて。その仲のいい間柄を、端から見ているという役が僕。すごく寂しい思いをした3か月間でした」と、役そのままに卑屈っぽく語り、笑いを誘った。