目指せ女子プロレス業界ナンバーワン 新生スターダムは超満員札止め!
紫雷イオから引き継いだ必殺技で勝利
試合は、岩谷がムーンサルトプレスから葉月をピンフォールしてみせた。この技は現在WWEの「NXT」で活躍する紫雷イオ(29)から引き継いだ必殺技だ。このフィニッシュからも岩谷が団体のエースという印象を見せつけたと言えるのではないか。とはいえ、白いベルトの王者・星輝は必ずしも赤が上だとは思っていない。「もはや2人がベルトを巻いているのは当たり前」としつつ、「しかるべき時がきたら一対一でやると思うので、それまではいい意味で麻優ちゃんとはライバルとしてやっていきたいですね」とコメント。まずは赤が最高峰とのイメージを覆す闘いを、白いベルトの王者として挑んでいくつもりでいる。
新体制スタートについてはコーナーポストを見て実感したという星輝。さらにこうも考えている。「実際にはあまり実感してないけど、ワクワクしていますね。いい意味で自分のペースでやりつつ、ちょっと仕掛けようかなって。いまは仕掛けの内容は言いませんけど(笑)」
なお、次回大会は12月8日(日)新木場1st RING。新体制初の東京大会だ。ここにはアイスリボン電撃退団で物議を醸したジュリア(25)がスターダム所属として初試合。すでに巡業についているジュリアは初戦を前にこう語る。
「(大阪大会の)試合を見て、すごくまぶしいなと感じました。それくらい(みんな)輝いてた。もう2カ月試合をしていないので、早く発散させたいなって。緊張はありますけど、ジュリアはジュリアなので堂々といきたいですね。ずっとお騒がせをした感じですけど、こんなことになってでも自分は自分の信じた道を決めたことを突き進んでいく。その覚悟をリングで見せたいと思います」
大阪昼夜大会は岩谷と星輝の2大王者が2大エースを印象づけた。12・8新木場ではそこにまったく新しい血が加わることになる。ジュリアは新体制を象徴する存在になれるのか。ブシロード傘下でメジャー化への道を歩み出した「スターダム」から目が離せない。