東大生はなぜテレビに引っ張りだこ? 「ミス東大」タレント・松本有紗が徹底分析

“まとめる”ことが大好きと話す松本有紗。大学院修了後は芸能活動に専念する【写真:舛元清香】
“まとめる”ことが大好きと話す松本有紗。大学院修了後は芸能活動に専念する【写真:舛元清香】

東大生がテレビ番組に引っ張りだこの理由は強力な社会的属性とギャップ

 東大生が出演する番組がなぜ増えているのか……、はい! まとめてみましょう(笑)。実際、私の周りの東大生はどういうふうに見えているのかよく分からないところもありますが、普通ですよ。ただ東大生と言ってもいろんなジャンルの人がいる。成績優秀を売りにしている東大生とか、ちょっと変なところを売りにしている東大生とか。学業優秀と言っても高飛車ではないという枠だったり、ちょっと抜けていたりする枠とか。そのギャップが視聴者にとって面白いのでは。

 もっとまとめますと、まず東大生という社会的に強力な属性がある。だから別の面を一つだけ作ればそこにすごいギャップが生まれる。でも、そうではない人は属性を2つ作らないとギャップを生み出すことができない。

「東大に入ってよかった」。ユニークな東大生との触れ合いが面白い

 東大に入ってよかったのは、教授は研究に特化していて、学生は物理オリンピックや情報オリンピックでメダルを獲ったり、多岐にわたるジャンルで活躍している人がいる。そういう人たちと触れ合えてお話しできたのは経験値としてよかったと思いますね。考え方がしっかりしている人が多いので話していて面白いです。

 東大生だと名乗ってひかれる経験は時々ありました。でも、私は東大生が他の人と特別に何か違うとは思いません。高校の部活は料理部で週1回2時間だけでした。その分、受験勉強にあてる時間が多かったから東大に合格したのであって、自分の目指す道のために時間を使っている人も多い。大学名で判断するのではなくその人を総合的に見ることが大切だと思います。

□松本有紗(まつもと・ありさ)1997年年1月13日、東京都出身。桜蔭中学、同高校卒業後、現役で東京大学理科二類に進学。農学部生命化学・工学専修卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻に進学。在学中は2017年度「ミス東京大学」グランプリに輝き、テレ朝公式ウォッチガールに就任。出演番組は日本テレビ系「踊る!さんま御殿」、BSフジ「超難解!?明日話したくなる神授業」、TBS系「ビジネスクリック」(18年3月~19年3月金曜日担当)、テレビ東京系「おはスタ」など多数。趣味は美味しいもの探し、散歩、お笑い鑑賞、料理、カメラ。特技は手芸、ダンス。今年4月1日にツイッターで2月に結婚したことを報告した。血液型O。公式YouTube【乗りものチャンネル】、毎週水曜配信「週刊乗りものニュースカウントダウン」ナレーター出演、株式会社ビズアップ総研無料ウェビナーナビゲーター出演(不定期)などで活躍中。

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