池田エライザの映画監督デビュー作に絶賛の声「70歳くらいのベテランが撮ったみたい」
女優の池田エライザが4日、都内で、原案と初監督を務め、公開初日を迎えた映画「夏、至るころ」の公開記念舞台あいさつを、主演の倉悠貴、主人公の祖父を演じたリリー・フランキー、祖母役の原日出子らと行った。夢をもつことすら難しい現代の若者の、言葉にならない不安や葛藤、生きる力を描いた物語。
映画「夏、至るころ」の公開記念舞台あいさつを開催
女優の池田エライザが4日、都内で、原案と初監督を務め、公開初日を迎えた映画「夏、至るころ」の公開記念舞台あいさつを、主演の倉悠貴、主人公の祖父を演じたリリー・フランキー、祖母役の原日出子らと行った。夢をもつことすら難しい現代の若者の、言葉にならない不安や葛藤、生きる力を描いた物語。
池田は「久方ぶりに皆さまにお会いできたことに感無量」と語ると「1人ひとりが少しでも穏やかな気持ちになればいいなという気持ちで作ってきました」とあいさつした。リリーには監督としての池田を「すごく安定感のある、きっちりしていて的確な監督」。さらに「70歳くらいのベテランが撮ったみたい」と絶賛された。原も「迷いが一切なくて、俳優がやりやすい現場。優秀な映画監督」と語った。
池田は絶賛する先輩2人に対し「若い子たちにはいろんなお話をして、若い子なりにいろんな経験をしているし、そういう原体験に触れながらの撮影だったと思いますが、大先輩の皆さまには『こういうふうに撮りたい』と伝えるだけで、あとは気持ちの部分はおのおの解釈されているので、気が楽でしたね」。さらに「若い子も(先輩たちと)共演する時は、いい顔をする。私がああだ、こうだ、言うよりもこの空気感に任せていいと思った」と話した。
最後は「映画という形で、伝えたい言葉をすてきな形で閉じ込めることができたので、見た後に、将来とか不安なことが積もる日々ですが、自分のことを大切にする時間を取ってほしい」と結んだ。
主演の倉は「舞台あいさつは初めて。緊張しています」。また、「和太鼓けいこを手が血だらけになるくらい練習した。大変でしたが、おかげで役に入り込みやすかった」と振り返った。
リリーは「おじいちゃんの役は初めて。老けますね」とあいさつし、会場の笑いを誘った。さらに、原との夫婦役に「あまずっぱかった」とも。原も「おばちゃん役は初めてだったんのですが、楽しい現場でした」と語った。