安斉かれん独白、「M」で全部が変わった2020年「激動な感じ」
大きく飛躍した2020年を振り返る
――さて、話は変わって、あらためて2020年を振り返ってもらいたいのですが。
「全部が変わったっていう。激動な感じ? 今年全部やったんじゃない?っていうくらい。でもあまり覚えてないんです(笑)。特にドラマなんて本当に必死すぎて。1日を乗り切ることで精いっぱいの毎日を過ごしていたので、あんまり覚えていなくて。ずっと楽しかったことぐらい」
――1月の活動を覚えています?
「3月からドラマの撮影が始まるので、演技のレッスンをしていました。最初は演技をしている自分が恥ずかしくて。歌はいかに自分を表現するかなんですが、お芝居は自分以外のキャラクターにならなきゃいけなくて。お芝居をしていてもつい自分が出てしまって、つい笑ってしまいそうになったり。でもいつだったかな? ……何かの起点があって、そういうことを気にしなくなって。お芝居が楽しくなりましたね」
――プレッシャーはありましたか?
「考えないようにしていました。撮影が始まってもあんまり実感が湧かなかったんですけど、放送が始まってみんなから『見たよ』って連絡をもらったり、SNSでも私の名前が出てきたりして。その時に初めて『私って本当にドラマやに出てるんだ』って実感しました(笑)」
――ご家族からはどんな感想をもらいましたか?
「毎回ドラマを見てくれていて、第2話で打撲するシーンがあったんですけど、父から『大丈夫?痛くない?』って(笑)。いじめられているシーンの後は『俺が守る!』とか言ってくれて。そういうちょっとした一言をいつも話してくれました」
――「M」の後にリリースされた5作目のシングル「僕らは強くなれる。」は、安斉かれんという存在をたくさんの人に知ってもらった大きなきっかけにもなりましたね。
「はい。とても大きかったですね。この曲は私も大好きな曲で、これがきっかけで初めてファンの皆さんとオンラインミーティングも出来ましたし、MVでは、私もやっていたブラスバンドの皆さんと一緒にお仕事が出来たので本当に楽しかったです」
――2021年に向けてこれからやってみたいことは?
「もっともっと自分ができる音楽の幅を増やしていきたいです。あとは歌だけじゃなくていろんな楽器も出来るようになりたいですし、作曲もやっていきたいです」
――ライブも?
「そうですね。いつ実現出来るか、まだわかりませんが、必ずやりたいです」
□安斉かれん 1999年生まれ。神奈川県藤沢市出身。「ポス(ポストミレニアル)ギャル」と呼ばれる次世代型ギャルの一人。渋谷の人気ショップ「RELECT by RUNWAY CHANNEL Lab.」で店員として働きながら、デビュー前から多くのファッション・メディアに登場し、コスメティックブランドM・A・Cの店頭コレクションビジュアルにも採用される等、徐々に注目を集める。令和元日の2019年5月1日「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた」でavexよりデビュー。20年7月に5th シングル「僕らは強くなれる。」、9月に6th シングル「GAL-TRAP」、そして12月2日に7thシングル「Secret Love」を配信リリース。