筒美京平、最後の本人公認超豪華トリビュートアルバムにLiSAら豪華アーティストたちが参加
10月7日に亡くなった作曲家・筒美京平氏(享年80歳)の作品に多大な影響を受けたトッププロデューサー陣とアーティストたちによって制作されるトリビュートアルバム「筒美京平SONG BOOK」が、来春リリースされる。
総合プロデューサーは武部聡志 LiSAも参加が決定
10月7日に亡くなった作曲家・筒美京平氏(享年80歳)の作品に多大な影響を受けたトッププロデューサー陣とアーティストたちによって制作されるトリビュートアルバム「筒美京平SONG BOOK」が、来春リリースされる。
本来、5月の生誕80年を記念する施策として筒美氏本人と準備を進めていた作品だったが、コロナ禍により進行がストップしていた。そんな中、突然の訃報の知らせが届いたが、遺族の意向も受け、追悼盤という形で再スタートすることが決まった。
日本の高度成長期から現代に至るまで長きに渡り数々の大ヒットを生みだし、歴代作曲家総売上げで日本一を誇る筒美氏。総売上枚数は7千500万枚を超える。そんな稀代のヒットメーカーの編曲に携わってきた直弟子である音楽プロデューサーの武部聡志を中心に、亀田誠治、本間昭光、松尾潔、小西康陽と筒美作品から多大な影響を受けたトッププロデューサーたちが集結。さらにLiSAやJUJU、乃木坂46の生田絵梨花、Little Glee Monster、TUBEの前田亘輝、西川貴教、sumikaの片岡健太等という実力派ボーカリストが参加する。
総合プロデューサーの武部は、今回の制作再開にあたり次のようにコメントした。
「このアルバムは2020年5月28日、80歳傘寿の誕生日を迎えられる筒美京平さんへのお祝いのために企画しました。いつの時代も色褪せない名曲の数々を京平さんとゆかりのあるプロデューサー、そして今、日本の音楽界の最前線で活躍しているアーティストたちが集まって賑やかなアルバムを作ろうと意気込んでいました。
今年のコロナ禍で延期されていた制作が再開された矢先に、京平さんの訃報が届きました。日本の音楽界の財産を失った喪失感と悔しさでいっぱいです。このアルバムを天国の京平さんから『あなた達なかなかやるじゃない!』と言われる様な作品に仕上げる事が僕の使命だと思っています。
世代を超えたアーティスト達によって新たに息を吹き込まれた名曲の数々を皆様にお届けするのを楽しみにしています」
また参加アーティストを代表してLiSAがコメントした。
「筒美京平さんへのたくさんの尊敬と愛情と感謝を、武部さんがお話してくださいました。
愛しい人を想うこの優しい歌を、武部さんから受け取った想いをのせて歌わせていただきます。
この『人魚』は子供の頃から母が好きな曲で、当時の私と母の思い出に欠かせない楽曲です。
時を越えて、世代を越えて、時代を越えて愛され続ける筒美さんの楽曲を歌わせていただけること、とても光栄に思います」
筒美氏の偉業を称えるとともに昭和・平成・令和と音楽でつなぐ大きな意味合いを持つ作品として現在制作中とのこと。また今回発表されたアーティスト以外に大きなサプライズも控えているという。