「テニスの王子様」「刀剣乱舞」の牧島輝、主演舞台「オーファンズ」で3人芝居に初挑戦
劇団温泉ドラゴンのいわいのふ健、牧島輝を絶賛「天真爛漫で人に優しい。大人が好きになる人」
――フィリップを演じる牧島さん自身の中にもそういう一面がある?
牧島「僕の中にですか……、めちゃめちゃあります(笑)。天真爛漫で誠実なところがフィリップによく似ています」
――牧島さん、そういってますが、いわいのふさんと稲荷さんは牧島さんをどう見ていますか
いわいのふ「そう思いますよ。天真爛漫で、人に優しくて、先輩を立てるし、後輩とはよく話をするし、きっと同級生にも友達が多いんだろうなと思うし、大人が好きになる人ですよね」
稲荷「認めます。稽古していても一度もいやなことないし、やることはやるし」
いわいのふ「彼は人たらしです」(一同爆笑)
いつも巻き込まれている感じが少人数ならではの楽しさ
――今回の3人舞台にはどう取り組んでいますか。
牧島「僕は大人数の舞台に出ることが多くて、3人芝居は今までで一番人数が少ない舞台になるんですけど、その分、稽古は濃密な時間ですし、それぞれ会話する時間が多くて、すごくいいことだと思います。3人で一緒に作っていくってどういう感じなのかな、と最初は不安があったんですけど、誰とやるのかということが大事だと思います。(共演の)稲荷さんもいわいのふさんも本当に優しくて、僕が一番年下なのに、稽古でも僕の意見を聞いてくれたりして、とてもやりやすい環境を作ってくれている。3人が楽しいですし、3人で苦労するというか、3人でできることを一緒に作っているところが楽しいです」
――牧島さんが出演した「刀剣乱舞」は非常に多くの観客が集まりました。今回は客席数180人(コロナ対策のため90席に間引き)という劇場です。
牧島「お芝居をするという点については楽しさがそれぞれあると思います。全部のシーンに3人が関わってますし、トリートが1人でやるシーンも、必ずフィリップやハロルドが関わっています。大人数の舞台だとなかなかそうもいかないし、けっこう出演者が離れていたりもする。でも、今回はそういうことが本当になくて、ただただ3人が関係し合っています。いつも巻き込まれているという感じが少人数ならではの楽しさです」
いわいのふ「僕は少人数も二人芝居も経験がありますが、今回はこのメンツが楽しいですね。何となく知っている人たちだし、本気の大人のチームになっている。制作チームも加わって、みんなでケツたたき合って反省しつつ、いいものにしようぜ、と言いながら規模関係なくやっているところが楽しいし、その熱がお客さんに伝わったらいいな、と思います。お客さんが受付を通って、見終わって、帰るまで、全部いい感じになるんじゃないか、と。そんなところが好きですね」
稲荷「僕は3人芝居は初めてですね。劇中では3人のときもあるし、2人でじっくりやっているシーンもありますから精神的にはかなり疲れますね(笑)。でも、それは苦しいけど楽しい、というか。また、2人(牧島といわいのふ)からは何でも試したい、ああしたい、こうしたい、というアイデアがすごく出てきて、楽しくやっています。