土屋太鳳、熱烈オファーも「3回断りました」エキセントリック役受けたワケ
女優・土屋太鳳が19日、東京・外神田の神田明神ホールで開催された映像企画とクリエイターの発掘プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2020」の最終審査会に出席した。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2020」最終審査会に出席
女優・土屋太鳳が19日、東京・外神田の神田明神ホールで開催された映像企画とクリエイターの発掘プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2020」の最終審査会に出席した。
同プログラムはカルチュア・エンタテインメント株式会社と蔦屋書店が主催し、脚本部門3人、監督部門3人、企画部門3人からなる計9人のファイナリストのプレゼンテーション、表彰式を行うもの。土屋は「TCP2016」グランプリ作品となった映画「哀愁しんでれら」(2021年2月5日公開、渡部亮平監督)の主演女優を務めた。
同作は子持ちの開業医・大悟(田中圭)と結婚したヒロイン小春がやがて社会を震かんさせる凶悪な事件を起こすというサスペンス。グランプリ受賞をへて、本作で監督デビューする渡部監督は「運動会をやり直せという親のニュースを見て、行き過ぎた家族愛を、家族の側に立つと、面白いと思った。主演は土屋さん以外ではオードリー・ヘップバーンくらいしか思い浮かばなかった」といい、熱烈オファーしたことを明かした。
エキセントリックなヒロインを演じているという土屋は「3回断りました。でも、田中圭さんの大悟役を見てみたい、小春が迷子のように泣いている感覚があって、これは受けさせてもらった方がいいと思いました」と説明。映画は前半と後半でタッチが変わるようで、ネタバレに気をつけながらも、「表現の振り幅があると突っ走れるので、難しいとは思わなかったです。20代の前半に普通の女の子を演じさせてもらったので、それが生きたかな。エキセントリックなストーリーは、10代の頃は演じたこともあるので、やっていけるかなと思いました」と振り返った。
「幸せすぎる」という映画のキャッチコピーにちなみ、最近の幸せだった瞬間について質問されると、「弟が犬を飼ったんです。家族はそれぞれ1人暮らしなのですが、犬を見るために家族が集まったのが幸せです」と笑み。映画については「何かを得たら、何かを失うのが人生の原則。彼女が何を得て、何を手放したのか、解釈の分かれる作品だと思います。見た方とSNSを通して交流できたらと思います」とアピールしていた。