【ズバリ!近況】蟹江敬三の長男・蟹江一平独立! 父の死後、急にテレビに出始めた理由を明かす

かつて所属していた劇団や事務所への感謝も口にした蟹江一平さん【写真:山口比佐夫】
かつて所属していた劇団や事務所への感謝も口にした蟹江一平さん【写真:山口比佐夫】

ステージは“究極の1人芝居”の感覚だという

 3月に新宿・歌舞伎町のライブバーでやって以来、中断していたライブ活動を9月終わりに再開し、これからは最低でも月1本のペースでやりたい。ステージは打ち込んだオケを仕込んで、それをバッグにアコースティックギターやエレキギター、ベースを持ったりしながら、1人で歌うスタイルが8割。やっている音楽は……パンクではないです、年相応にゆったりした音楽。歌詞にはなぜか後悔と懺悔ばっかり出てくるんですよね(笑)。

 俳優をやめて音楽をやる、ということではなくて、僕にとっては、ステージは“究極の1人芝居”。ゼロから自分の書いた曲に、自分の言葉を載せて演じている、という感覚。これまで僕がやってきた仕事――役者、旅番組のロケ、バラエティ、MC、ナレーション、ラジオ……自分の経験と人生をトータルに出せるのがライブステージなんです。こんなご時世ですけど、ぜひライブに足を運んでいただければ。ゆっくりのみながら楽しめる物語――楽曲を用意していますから!

お金は? 家族は? フリーの現実について

 幸い、テレビで忙しかったときはお金を使う時間がほとんどなく、酒が飲めないこともあって貯蓄ができました。だから、コロナでほとんど仕事ができなくても、しばらくは音楽に打ち込むことができます。

 でも、早くまたMCやナレーションの仕事もやらせてもらえたらいいなと思っています。特にナレーションは「未来世紀ジパング~沸騰現場の経済学~」(テレビ東京系)で4年半やらせていただいて、難しいけど面白くて、これからも味や技を磨き続けていきたいです。

 フリーになったことを家族は何と言っているか? お察しください。ノーコメントでお願いします!

□蟹江一平(かにえ・いっぺい)1976年6月8日、東京生まれ。東野高校を卒業し90年、青年座研究所に入り98年、劇団青年座入団。翌99年、NHK連続テレビ小説「すずらん」でドラマデビュー。2014年、名バイプレーヤーとして活躍した父・蟹江敬三が亡くなったのを機にトーク番組に出演すると、寡黙な父とは正反対のよくしゃべるユニークなキャラクターで人気に。バラエティーや歌番組で活躍し、20年1月独立。11月26日に新宿・歌舞伎町の「I MUSIC BAR(アイミュージックバー)」で、12月27日には下北沢の「BAR? CCO」でライブを行う。

次のページへ (4/5) 【画像】カニエイッペイの姿
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