20歳の注目新人女優が見せた“大物っぷり” 脚本家が絶賛「まったく空気を読まない」
20歳の新人女優・植田雅が18日、自身が初主演を務めた映画「別に、友達とかじゃない」の舞台あいさつに登壇した。上映後には、同じく主演を務める寺本莉緒、秋谷百音とともに3人そろって劇中衣装の制服姿で登場。監督を務めた八重樫風雅、脚本の北川亜矢子らと初主演映画の舞台裏を明かした。
植田雅が見せたエチュードでの演技に北川は思わず「やばい」と寸評
20歳の新人女優・植田雅が18日、自身が初主演を務めた映画「別に、友達とかじゃない」の舞台あいさつに登壇した。上映後には、同じく主演を務める寺本莉緒、秋谷百音とともに3人そろって劇中衣装の制服姿で登場。監督を務めた八重樫風雅、脚本の北川亜矢子らと初主演映画の舞台裏を明かした。
植田はホーユー株式会社「Beautylaboホイップヘアカラー」のウェブムービーに抜てきされ、映画コンペティション企画「感動シネマアワード」において木村聡志監督のもと主演作品の撮影が決定している注目の新人女優。
今作ではエチュードでの演技審査を経て、演じるキャラクターを当て書きされたが、脚本家の北川は「2人(寺本、秋谷)の流れに乗ってこない。それに対して、2人があたふたしてる姿が面白かった」とエチュードでの植田の様子を明かした。そして「まったく空気を読まない人って考えて出てくるキャラではないので、エチュードを見てるときから死ぬほど笑った」と印象を口に。八重樫監督も「植田さんの(寸評の)とこに『やばい』って書いてあった」と、北川がその“マイペース”っぷりを絶賛していたとした。
ともに主演を務めた寺本と秋谷は互いに面識があったものの、植田とはほぼ初対面。群馬県で行われた撮影初日に、秋谷は交流を深めるため、3人で「ご飯に行こう」と誘ったようだが、植田から「私寝ちゃうんで大丈夫です」と言われ、“フラれて”いたことを明かした。寺本も「雅ちゃんは話が通じなかった。逆に、その天然さに笑わせてもらった」と、独特な雰囲気を醸し出す新人の姿に驚きの様子だ。
その後、3人の距離は縮まったのかとMCを務めた青木源太アナウンサーから尋ねられると、植田は「今はグンッと縮まった感じがします」と笑顔で回答。一方で3人でのご飯が実現したかと聞かれると「まだ行っていない。それぞれ忙しいから……」と言葉を濁した。これには青木アナは映画のタイトルにちなみ「別に、友達とかじゃないからってことですね」とまとめ、笑いを誘った。
最後には、エンドロールで紹介される映画製作に携わった人の多さについて「この映画にたくさんの人が関わっていると改めて実感して、もっと多くの人に観てもらいたいな、と思いました」と話し、初主演作のアピールを行い、あいさつを締めた。
同映画は、毎週木曜日に放送していた、ウェブ番組「モクベン」にて寺本、秋谷、植田の3人が演技を学ぶコーナー「ドラ2」を担当していたことから派生した企画。物語は群馬県を舞台に、高校卒業を迎えた同級生3人の微妙な関係性を描いた作品となっている。八重樫が監督を務め、脚本は北川が主演3人との面談を経て、監督と主演3人に向けて当て書きした。
衣装スタイリングを元「ドラ2」メンバーでモデルの碓井玲菜が務め、主題歌も「モクベンうた3」の大矢梨華子、村田寛奈、佐野舞香の3人が書き下ろした。本作は16日~21日までの1週間限定で浅草九劇にて上映される。