来年大河『逆賊の幕臣』新キャスト6人発表 福沢諭吉、ジョン万次郎ら幕府を支える人々
俳優の松坂桃李が主人公・小栗忠順を演じる、来年1月10日スタートのNHKの大河ドラマ『逆賊の幕臣』(日曜午後8時)の新たな出演者6人が6日、同局より発表された。幕府を支える6人として、山時聡真が福沢諭吉、渡辺いっけいが大久保忠寛、佐野史郎が林復斎、吹越満が宇津木景福、古田新太が村垣範正、武井壮が中浜万次郎を演じる。

渡辺いっけい、古田新太ら出演
俳優の松坂桃李が主人公・小栗忠順を演じる、来年1月10日スタートのNHKの大河ドラマ『逆賊の幕臣』(日曜午後8時)の新たな出演者6人が6日、同局より発表された。幕府を支える6人として、山時聡真が福沢諭吉、渡辺いっけいが大久保忠寛、佐野史郎が林復斎、吹越満が宇津木景福、古田新太が村垣範正、武井壮が中浜万次郎を演じる。
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本作は、松坂が主演を務め、日本初の遣米使節として海を渡り、新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才・小栗忠順を描く。脚本は安達奈緒子氏が担当する。
武井は「『逆賊の幕臣』で三度目の大河ドラマ出演の機会を頂き、関係する全ての皆様に感謝いたします。人生でいつか幕末を生きられたら、と思っていたので、今回ジョン万次郎を演じる機会に恵まれた事をうれしく思います」と意気込みを語った。
一方、山時は「この度、福澤諭吉を演じさせていただくことになりました。お話をいただいた時は、『まさか、ずっと使っていた1万円札の福澤諭吉!?』と驚きました笑。大河ドラマへの出演は今回で2回目となりますが、再び大河ドラマの世界に戻ってこられることを、とてもうれしく思っています。撮影に向けて福澤諭吉について調べていく中で、これまで知っていた『偉人・福澤諭吉』という姿とはまた違う、一人の人間としての姿や激動の時代を生きた中での考え方を知ることができました。その時代を生きた福澤諭吉を自分なりにしっかりと感じながら精いっぱい演じたいと思います」と語った。
渡辺の演じる大久保忠寛は、勝海舟(大沢たかお)の才能と幕府のゆくすえを見定めた武士(もののふ)。渡辺は「主演の松坂桃李君演じる小栗忠順と大沢たかお君演じる勝海舟とのやり取りは台本を読んでいるだけでワクワクします。僕がやらせてもらう大久保忠寛氏は勝海舟を幕府に引き入れた役人であり、いち早く大政奉還を唱えたいわゆる『先見の明』がある人物。役者として非常にやり甲斐を感じています。幕末の役人達は少しでも選択を間違えれば命を落としかねない状況下だった訳で、きっと肝の座り方が違う。その中でも特に気骨があったと言われる大久保忠寛氏。その『居様』を少しでも感じてもらえるよう、真摯に役に取り組みたいと思います」と意気込んだ。
佐野の演じる林復斎は外交の生き字引、日米和親条約を結んだ儒学者。佐野は「混沌とした内外の政治状況の中で今回描かれる大河ドラマの果たす役割が非常に重いと実感するのは、現在の国家の形態の礎が幕末から明治新政府が為される時期にあったからだ。そこで実際に何が行われていたかを検証し直すことで、今ある姿を、これからを見誤ることなく選ぶことができるかもしれないと思うのだ。『西郷どん』で井伊直弼役を仰せつかり、今また、開国、交易を迫るペリーと渡り合い外交の最前線に立つ林復斎を務める。血塗られた幕末から維新へと至る戦の史実から目を逸らしてはならないだろう」と語った。
吹越満は井伊直弼役の岡部たかしとの“縁”明かす
吹越の演じる宇津木景福は、孤高の大老・井伊直弼(岡部たかし)を陰日向から支えた側近。吹越は「過去、大河ドラマや映画などで名だたる方々が演じて来た井伊直弼の役は、ここに来て岡部たかし君がやるのだという。岡部君とは公私にわたり20年以上の付き合いがあり、彼の『若い頃の姿』アルバイトをしながら小さな芝居を作り続けていたみたいな時代を知っていますから、今回の配役は喜びました。思えば彼とは同じ釜の飯を、え~と……食わせてやったり奢ったり、酒も奢ったり、なんなら彼の息子にも奢ったりしましたよ。『なんで俺がお前の側近なんだ』と、御大老に向かって言ったりしてゲラゲラ笑いながら真面目な顔して撮影快調」とコメントした。
古田の演じる村垣範正は外交上のトラブル処理に長けた御庭番の末裔。古田は「村垣という役である。外国奉行である。ドルと両をうまくやらねばならぬ。ややこしい事である。どうすんだよ。ま、どうするかはドラマを見ていれば分かるのであろうが、まだ台本ではよく分からん。徐々に分かるんだろうが、それも楽しみにしておこう。ま、わからん事だらけだから、楽しみだらけという事だ」とコメントした。
制作統括・勝田夏子氏は「幕末史を歴史の敗者である徳川幕府の視点から描く『逆賊の幕臣』。今回は、松坂桃李さん演じる主人公・小栗とともに幕府を支える人びとをご紹介致します。大政奉還といえば龍馬ら土佐、大久保といえば薩摩の利通……と思いきや、究極の『じゃない方』が、幕臣・大久保忠寛です。大沢たかおさん演じる勝海舟の恩人にして盟友。渡辺いっけいさんの懐深い演技にご期待ください。『大学頭』林復斎は、言わば東大総長や文科相。幕府を代表する知識人が歴史から学び、決して『やられっぱなし』では終わらなかったペリーとの交渉ドキュメントを、佐野史郎さんが知性あふれるお芝居で表現してくださいます。岡部たかしさん演じる大老・井伊直弼の側近・宇津木景福は、岡部さんと旧知の間柄の吹越満さん。人間・井伊の微妙な揺らぎを受け止める寡黙な腹心です。ちょっとミステリアスで渋さ全開の魅力をお楽しみに」と呼びかけた。
続けて、「後の偉大な啓蒙家にして教育者・福沢諭吉を演じるのは、映画賞受賞など近年活躍の目覚ましい若き演技派、山時聡真さん。『偉人』が『偉人』になる前、英語を勉強したてで苦戦する日々を新鮮かつビビッドに演じられます。2028年の大河ドラマの主人公でもある『ジョン万』こと中浜万次郎を演じるのは武井壮さん。ご自身もジャンルや国境を越えて活躍されており、この人なら嵐が来ても大丈夫と思える圧倒的説得力で演じてくださいます。小栗とともに遣米使節や外国奉行として活躍する村垣範正には古田新太さん。御庭番という隠密の家系にふさわしく、いざというとき頼りになる清濁あわせ飲んだ余裕と迫力を、軽やかさをもって表現してくださいます。歴史上の有名人から無名の人まで多彩な顔触れですが、幕府の仲間たちとしてはまだまだほんの一部です。『こんな人がいたんだ』という発見に満ちた『逆賊の幕臣』、引き続きご期待いただけたら幸いです」とコメントした。
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