ちばてつやさん死去、87歳 妻・幸子さんがコメント「漫画家として本当に幸せな人生でした」 出版社も追悼「心からの敬意と感謝」

漫画家のちばてつやさんが22日、都内の病院で死去したことが分かった。87歳だった。27日、講談社と小学館が公式サイトで発表した。

ちばてつやさん【写真:ENCOUNT編集部】
ちばてつやさん【写真:ENCOUNT編集部】

漫画『あしたのジョー』などを手掛ける

 漫画家のちばてつやさんが22日、都内の病院で死去したことが分かった。87歳だった。27日、講談社と小学館が公式サイトで発表した。

人気俳優の韓国からスタートした愛車遍歴…“顔”で決めるクルマ選び(JAF Mate Onlineへ)

「ちばてつやさん ご逝去のお知らせ」と題した文書を掲載。「漫画家のちばてつやさんが、10月22日18時に都内の病院にて逝去されました。享年87。葬儀は家族葬にて執り行われました。ここに、謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます」と発表した。

「なお、ご遺族ならびに近親者への取材等は、お控えくださいますようお願い申し上げます。ご遺族の意向により、ご香典、供花・弔電等につきましては辞退申し上げます。お別れの会につきましては、現在開催に向けて検討しております。詳細が決まり次第、お知らせいたします」と伝えた。

 その上で、講談社コミック編集部一同として、「70年の画業の中で数々の名作を残してくれたちばてつや先生は、漫画という創作物に対する限りない愛と信頼をお持ちでした。弊社の新人賞である『ちばてつや賞』は創設から実に46年。数多くの新人漫画家が、ちば先生の言葉を胸にプロへの道を踏み出し、今でも活躍しております。ちば先生の漫画界への多大なる貢献は、余人をもって代えがたいものでした」と追悼文を寄せた。

 同日、小学館の「ビッグコミック」も公式サイトでちばさんの訃報を伝えるとともに、「70年にわたり漫画の第一線を歩み続け、数々の名作を世に送り出してこられたちばてつや先生。先生は戦後日本漫画の発展を支えながら、人間への温かなまなざしと平和への願いを作品に込め、多くの読者に愛されました。先生の生前のご功績に対し、心からの敬意と感謝を捧げるとともに、謹んで哀悼の意を表します」としのんだ。

 また、ちばさんの妻・幸子さんのコメントも掲載し、「ちばてつや(本名千葉徹弥)は、10月22日18時に都内の病院にて逝去いたしました。87年の生涯を現役として、画業70年の長期に渡り、数多くの読者の皆様にご支持頂けましたことは、漫画家として本当に幸せな人生でした。生前お世話になった関係者の皆様、作品を愛してくださった読者の皆様に心より感謝申し上げます。尚葬儀におきましては、家族葬にて執り行ないました。ご弔問、ご供花、供物、ご弔電はまことに勝手ながら辞退させて頂きます」とつづった。

 ちばさんは1939年1月11日、東京都出身。同年11月に朝鮮半島を経て、41年旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。終戦により日本に引き揚げた後、56年、貸本向け単行本作品でプロデビュー。1958年『ママのバイオリン』で雑誌連載を始め、61年『ちかいの魔球』(原作・福本和也氏)で週刊少年誌にデビュー。主な作品に『1・2・3と4・5・ロク』、『ユキの太陽』、『紫電改のタカ』、『ハリスの旋風』、『みそっかす』、『あしたのジョー』(原作・高森朝雄氏)、『おれは鉄兵』、『あした天気になあれ』、『のたり松太郎』など。最新作は『ひねもすのたり日記』。文星芸術大学学長、公益社団法人日本漫画家協会会長を務める。文化功労者、日本芸術院会員。

次のページへ (2/3) 【写真】人気声優が公開した生前のちばてつやさんとの笑顔の2ショット
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください