ビクトリア弓月が語る怪我からの早期復帰と決意 スターダムからの移籍旗揚げ組で唯一在籍「自分がマリーゴールドを守る」
マリーゴールドの若きエース・ビクトリア弓月は、間もなくデビュー3周年を迎える。その3年の間には移籍・王座戴冠・ケガによる欠場・トーナメント優勝など、様々な喜怒哀楽があったわけだが、今後のマリーゴールドには彼女の活躍は不可欠だろう。そのビクトリア弓月へのインタビュー後編は、ケガについて、そして今後の展望について聞いた。

自分のキャリアを確立したときには、岩谷・彩羽・Sareeeみたいになっていたい
マリーゴールドの若きエース・ビクトリア弓月は、間もなくデビュー3周年を迎える。その3年の間には移籍・王座戴冠・ケガによる欠場・トーナメント優勝など、様々な喜怒哀楽があったわけだが、今後のマリーゴールドには彼女の活躍は不可欠だろう。そのビクトリア弓月へのインタビュー後編は、ケガについて、そして今後の展望について聞いた。(取材・文=橋場了吾)
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ビクトリア弓月が負ったケガというのは、右ひざの前十字靭帯損傷。半年から1年は棒に振ってしまうような大ケガだが、弓月は3か月で復帰にこぎつけた。
「PRP(多血小板血漿)療法で治しました。手術をすると半年以上かかっちゃいますけど、PRP療法の注射だと短期間で大丈夫という話で。自分はUNのベルトも持っているので、なるべく早く完治に近い状態で戻りたいと思って、PRP療法を選択しました。まだ試合後は多少痛むんですけど、試合中はアドレナリンも出ているので気にならないです。でも、しっかりケアはしています」
8.9EBARA WAVE ARENA おおた大会で復帰した弓月。同じく復帰戦となった岩谷麻優と組み、現代の女子プロレス最強タッグの呼び声も高いスパーク・ラッシュ(彩羽匠&Sareee)と対戦した。結果は弓月がSareeeに敗北を喫したが、その戦いぶりからスパーク・ラッシュの二人からも高い評価を得た。
「彩羽さんとは(2025.6.30の)GHC女子王座挑戦以来、Sareeeさんとはマリーゴールド旗揚げ直後以来ですね。やっぱり、自分が復帰する試合で外敵と当たるのは、火が付きますよ。しかも、この女子プロレス界でもトップの3選手。そんな中でも自分が一番目立たなきゃと。あれだけ煽ったからには、やらなきゃいけないと思っていましたし。隣に麻優さんがいましたけど、自分を出しつつ……こんなチャンス、なかなかないですから。でも、やっぱりあの3人はすごいなと思いましたよ。トップに立つ選手は、絶対的強さとオーラがあって、キャリアを重ねてきたこともあるかもしれないですけど、自分をしっかり持っているなと思いました。『こういうレスラーです』というのがわかるというか、自分はまだキャリアも短くて、今作り上げている状態なので。それが確立されたときに、ああいう風になっていたいなと思いましたね」

マリーゴールドを守らなきゃいけない、そしてトップに立ちたい
そして、このタイミングでのインタビューとなったからこそ、桜井麻衣の退団についても聞いてみた。スターダムからマリーゴールドの旗揚げに参加した5選手のうち、弓月だけが残る形となった。
「寂しいですよね……やっぱり、旗揚げからマリーゴールドを支えてきた人たちがいなくなってしまうのは悲しいですね。自分も、このキャリアですけどマリーゴールドを守らなきゃという責任感もありますし、UNのチャンピオンですし。そして、マリーゴールドのトップに立ちたいという気持ちもありますから。でも、自分のことがまだ完璧にできているわけではないので、退団する人がいると不安にもなりますよ。頼れる先輩たちが抜けていくというのは、自分的には“来る”ものがあります」
とはいえ、弓月はちゃんと前も見据えている。10.24両国国技館大会では、弓月の持つUN王座、青野未来の持つマリーゴールド・ワールド王座、岩谷の持つスーパーフライ王座を賭けた3wayマッチで一気に三冠獲りを目指すことになった。
「やっぱり自分一人だけではできないので、みんなでこの団体を作り上げていきたいですよね。退団する人がいることによって、より守らなきゃという気持ちは強くなっていますし、若手も上を目指して団体内を活性化させていきたいです。皆で、上がっていきたいですね」
そして弓月は、ケガで欠場中の3か月間で気づいたことがあった。
「欠場中は、麻優さんと一緒に会場で試合を見ていることもあったんですけど、『試合、面白いよね』って。だから、この面白さがもっと広まってほしいですし、自分が復帰したときはさらに面白い試合をして、より多くの方々の目に止まればいいなと思っていました。PIKO KAILAさんとのコラボレーションもさせていただいて、マリーゴールドを知ってもらういい機会になればいいなと思います。そして試合を見に来てもらって、面白いものを提供して、この先も長くマリーゴールドを見てもらえたらと思いますね」
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