センター経験者が見たAKB48の「今」 山内瑞葵、快進撃に感じる“新世代”との融合「東京ドームに立ちたい」

アイドルグループ・AKB48は、68thシングル『好きish』のミュージックビデオ(MV)再生回数が1250万回を突破し、9月26日には22期研究生4人がお披露目されるなど、21年目に再び注目度を増している。その中心を担うメンバーの1人が山内瑞葵だ。「東京ドーム」での公演という大きな目標を掲げる中、グループの未来への熱い思いを聞いた。

インタビューに応じたAKB48の山内瑞葵【写真:増田美咲】
インタビューに応じたAKB48の山内瑞葵【写真:増田美咲】

AKB48加入10周年は「すごく幸せ」

 アイドルグループ・AKB48は、68thシングル『好きish』のミュージックビデオ(MV)再生回数が1250万回を突破し、9月26日には22期研究生4人がお披露目されるなど、21年目に再び注目度を増している。その中心を担うメンバーの1人が山内瑞葵だ。「東京ドーム」での公演という大きな目標を掲げる中、グループの未来への熱い思いを聞いた。(取材・文=小田智史)

人気俳優の韓国からスタートした愛車遍歴…“顔”で決めるクルマ選び(JAF Mate Onlineへ)

 幼少期からダンスを始め、子役時代には劇団四季のミュージカル『ライオンキング』でヤングナラ役を務めた経験を持つ山内。2016年12月、国民的アイドルグループ・AKB48の16期生としてデビューを果たした。

 2020年のAKB48 57thシングル『失恋、ありがとう』ではセンターを務め、中心メンバーとしてグループを支え、今年12月にはAKB48加入10周年を迎える。「私もついに10周年になる時が来るんだなと思います」としみじみ語る。

「あっという間のような、長かったような感じです。私は16期なんですけど、(2022年5月にお披露目された)17期まで結構期間があったりして、コロナ禍前までのAKB48を知ってる最後の期にもなるので、後輩たちの架け橋になれるような存在になりたいと思っています。今の16期5人は1人ひとりがそれぞれ違う個性を持っていて、グループにとって大きな存在になっているんだなと(9月の)Kアリーナ横浜でのコンサート期間でも実感しました。16期で今AKB48として活動できていることはすごく幸せだと感じますし、11年目もみんなとまだまだ頑張っていきたいです」

 昨年のAKB48 20周年イヤーでは、前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃らそうそうたるOGが日本武道館での周年記念コンサートに集結し、大きな盛り上がりを見せた。今年8月にリリースされた68thシングル『好きish』の大ヒット、そして今のグループの勢いは、元をたどれば20周年記念コンサートがきっかけだったと言っていい。

「握手会でも『初めまして』と言って来てくださる方が増えました。きっかけを聞くと、新曲の『好きish』だったり、武道館コンサートを見て『また戻ってきました』『今のメンバーのことが好きになりました』と言ってくださる方が多いです。グループが20周年を迎えて、20周年きっかけで歴代の先輩方が今のAKB48にも力を貸してくださって、武道館を一緒に盛り上げてくださったことによって、今のグループもどんどん盛り上がっている実感があります」

 2014年に加入した総監督の倉野尾成美は、武道館コンサートの最終日、OGの力を借りての節目に「悔しいと思いながらパフォーマンスをしている時もありました」と率直な胸の内を明かしたのが印象的だった。その言葉に、山内も共感する部分があったという。

「当時、自分たちだけの力では苦戦した部分がたくさんありましたし、実際に私も『悔しい』という気持ちになりました。でも、その悔しい気持ちが生まれたからこそ、メラメラと燃えて、結果的に本番で自分たちの一番のパフォーマンスを出し切れたと思います。あの感情を忘れたくない、大切にしたいという思いもそれぞれが持つことができました。自信にも繋がって、あの武道館は一生忘れられない貴重な経験だったと思います」

後輩たちの存在が刺激になっている【写真:増田美咲】
後輩たちの存在が刺激になっている【写真:増田美咲】

小栗有以とは「信頼・安心感がお互いにある」

 19期生の伊藤百花が前田敦子以来史上2人となる3作連続で単独センターを務めることが決まり、グループとしては9月26日に行われたKアリーナ横浜での「AKB48 THREE CONCEPTS LIVE in K-Arena Yokohama 新曲『好きish』コンサート」で22期研究生4人(大西ゆな、長谷川百々花、前田衣澄、山内利乃明)がお披露目された。“新たな全盛期”を迎えようとしている今のAKB48は、山内の目にどのように映っているのか。

「AKB48はどの時代も『今』を全力で生きていて、『今の時代のAKB48が一番だ』と思いながら常に活動してきました。新曲『好きish』を通して、目に見える形でより多くの方が今のAKB48を好きになってくれているんだなという実感が湧いてきて、グループがよりいい方向に向かっているなと感じます。この勢いを止めず、飽きさせず、今のAKB48がすごく楽しい、幸せだという気持ちになってもらいたいし、『東京ドーム』という目標を明確に公言しているので、そこに向かって真っすぐに進んでいきたいです」

 次々と台頭する後輩たちの存在は、大きな刺激になっているという。

「お披露目の時からすでに完成されているような、グループにとってもありがたい勢いのある子たちが毎回入ってきてくれてすごくうれしいですし、もちろん自分も負けていられない気持ちはあります。22期のお披露目にあたってリハーサルやステージを見て、私も初心を思い出してすごく刺激になったし、このキラキラした子たちとこれから一緒に活動できるのが楽しみです。先輩として何か教えられることがあるなら惜しまず教えていきたいですし、後輩たちを支えながら自分自身も輝いていきたいと思います」

 センター経験者で同い年の小栗有以とは、多くを語らずとも通じ合う信頼関係があると話す。

「ゆいゆいちゃん(小栗)とは深く語るというよりは、ここまで長く近い場所で一緒に活動していたので、信頼・安心感がお互いにあるんじゃないかなと思っています。コンサート期間でも支え合っているのはすごく感じます。総監督の倉野尾成美さんとはグループについて話したりする機会は多いです。あの小さい華奢な体でグループ全体をまとめる姿はかっこいいし、その背中を一番そばで支えていきたい気持ちは強いです」

 結成から20年を超え、再び勢いづくAKB48。その中で、山内はどのようなグループの未来を描くのか。

「今の勢いを止めずに、まだまだ加速して、AKB48を好きになってくださる方をもっともっと増やしていきたいです。メンバー、スタッフさん、応援してくださる皆さん、全員が熱い気持ちを持って、愛を持ってAKB48を支えて盛り上げていると思うので、みんなで一緒に走り抜いて、目標である東京ドームのステージに立って、最高の景色を見たい。そして、AKB48が世界中を笑顔にできるようなグループになっていけるように頑張ります!」

□山内瑞葵(やまうち・みずき)2001年9月20日、東京都出身。AKB48の16期生として2016年12月にデビュー。“ずっきー”の愛称で親しまれ、AKB48 57thシングル『失恋、ありがとう』ではセンターを務め、中心メンバーとしてグループを支えている。幼少期からダンスを始め、子役時代には劇団四季のミュージカル『ライオンキング』でヤングナラ役を務めた経験を持つ。アイドルのほか、舞台やミュージカル、映画など俳優としても活動の幅を広げている。

あなたの“気になる”を教えてください