コミック「巨蟲列島」長編化構想が明かされる…井口昇監督「CG頼らず特殊造形つくった」

井口昇監督(50)が劇場版アニメ「巨蟲列島」(2020年1月10日公開)のプロモーション用に製作した特別実写映像が 24日、「第2回熱海怪獣映画祭」が開催中の静岡・熱海の国際観光専門学校熱海校でワールドプレミア上映され、井口監督、音楽の福田裕彦氏らが登壇した。

劇場版アニメ「巨蟲列島」(左から)石黒達也プロデューサー、井口昇監督、音楽の福田裕彦氏
劇場版アニメ「巨蟲列島」(左から)石黒達也プロデューサー、井口昇監督、音楽の福田裕彦氏

「第2回熱海怪獣映画祭」 劇場版アニメ「巨蟲列島」がプレミア上映…井口監督「虫が嫌い」

 井口昇監督(50)が劇場版アニメ「巨蟲列島」(2020年1月10日公開)のプロモーション用に製作した特別実写映像が 24日、「第2回熱海怪獣映画祭」が開催中の静岡・熱海の国際観光専門学校熱海校でワールドプレミア上映され、井口監督、音楽の福田裕彦氏らが登壇した。

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「巨蟲列島」は「マンガクロス」にて月間110万PVを超えるコミックが原作。旅客機の墜落事故によって、ある島に流れ着いた高校生たちが、その島に生息する巨大な昆虫に立ち向かう姿を描くサバイバル・パニック・ホラー。

 井口監督は「原作は怖いんですよ。ジガバチ、イモムシ、チョウが出てきて、特撮好きとしては萌えるものがあった。原作のパニックシーンのいいところを4分半につないだ。アリに見えるかもしれませんが、ジガバチです(笑)。子供の頃、東京12チャンネルで『巨大生物の島』などを観て、怖かった思いがある。懐かしい感じも出る実写にしたいと思い、CGに頼らず、プロップ(特殊造形)を作った。虫が嫌いなんです。でも、珍味としての虫は好き。自分の中の虫嫌いと虫好きがミックスしている」と明かした。

 特殊造形のジガバチは劇中の実物大で作ったそうで、かなりの重量級。「8人のスタッフで神輿みたいに担いでいる。スタッフはワッショイと言っていた。あまりにも重く、アフレコだったので、録音部のスタッフも持ち上げていた」という。

 本作は劇場版アニメのプロモーション用の映像だが、「長編できるといいと思っています」と井口監督。近くプロジェクトが動き出すという。

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