懐かしのコーラガム、包装紙に書かれた迷路の“謎”、発売40年で再び話題に 物価高で価格の苦労も
1986年に発売された「マルカワのコーラガム」は、40年がたった今も老若男女に親しまれている。包装紙に書かれた「迷路」も名物で、幼少期に遊んだ記憶がある人もいるはずだ。発売当時の昭和から平成を経て、令和となった今、商品にまつわる“謎”が、ネット上で再注目された。それは、迷路と共に書かれた「※この迷路は1/5の確率でゴールできるものが入っています」という文言だ。ロングセラー商品の気になる“真相”について、製造元である丸川製菓株式会社(本社・名古屋)に聞いた。

マルカワのコーラガム 迷路のパターンは90種類
1986年に発売された「マルカワのコーラガム」は、40年がたった今も老若男女に親しまれている。包装紙に書かれた「迷路」も名物で、幼少期に遊んだ記憶がある人もいるはずだ。発売当時の昭和から平成を経て、令和となった今、商品にまつわる“謎”が、ネット上で再注目された。それは、迷路と共に書かれた「※この迷路は1/5の確率でゴールできるものが入っています」という文言だ。ロングセラー商品の気になる“真相”について、製造元である丸川製菓株式会社(本社・名古屋)に聞いた。(取材・文=カネコシュウヘイ)
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駄菓子の定番の一つとも言えるコーラガム。SNS上に、素朴な疑問が寄せられた。「『※』の説明がわからなすぎる」。ゴールの確率を不思議がる投稿の反響は広がり、「ランダム生成らしくてゴール不可のものも結構あるそう」「ずっと昔から変わらず入ってますがずっと謎です」など、さまざまな意見が飛び交った。
そもそも、なぜ迷路なのか。丸川製菓に聞いたところ、発売40周年の歴史を刻んだ中で、「なぜ迷路だったのか、どのように作ったのかは、当時を知る者が社内にいないため分かりません。ただ、現在も当時作られたものが印刷されています」との回答が返ってきた。
同社によると、コーラガムの迷路には全部で「90種類」のパターンがあり、そのうち「ゴールできるものが18パターン、できないものが72パターン」もあるという。確率を計算してみると“18パターン÷90種類=0.2”となるため、包装紙の通りで“20%=全体の1/5”は確かに「ゴールできる」という結果になる。
早くも“迷宮入り”になってしまいそうだが、現在推測される経緯として、「(当時の担当者が)発売当時に『ゴールできたらラッキー!』という感覚で作ったものだと考えています」との見解を示す。
「皆さんが笑顔になれる商品を作っていきたいです」
誕生のきっかけは、純粋に“子どもたちを楽しませたい”という思いからだったのか。今となっては想像するしかないが、世代を超えたロングセラー商品が生まれた昭和60年代は、「日本がまだ好景気で、弊社もたくさんの商品を出しました。その一つがコーラガムで、すでにコーラが日常的な飲み物として定着していたので、当時の担当者が目を付けたのかと思います」。時代の背景が理由の一つにあると、教えてくれた。
基本的な製造方法や味は、発売当時から変わっていない。しかし、近年は“10円ガム”として親しまれてきた商品にも物価高の波が押し寄せている。コーラガムの価格は1986年の発売当時から10円を維持していたが、2024年には12円、今年9月からは15円に改定された。ただ、発売40周年で“5円”しか価格が上がっていないのは驚きだ。同社によると、企業努力として「効率化を図るための導入機械の見直し」や「工場での生産性向上」を目指す工夫などを随時重ねているという。
今後も「お子さんが手に取りやすい価格は維持していきます。幼い頃の“楽しい思い出”として記憶に刻んでいただき、大人になってから食べたとしても、皆さんが笑顔になれる商品を作っていきたいです」と同社。
懐かしくなって十数年ぶりにマルカワのコーラガムを食してみた。残念ながら迷路のゴールはかなわなかったが、一口かむと“あの頃の自分”が鮮明によみがえってきた。
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