朝倉未来が語る青木撃破の勝因「自分が恐ろしいほど冷静でした」 絶対絶命を救った「四の字対策」

セミファイナルでは、朝倉未来(34=JAPAN TOP TEAM)が元ONE世界ライト級王者・青木真也(43=BAMF)に1R・2分39秒でTKO勝利を収めた。試合後、朝倉は世界屈指の寝技師を下した「勝因」について、事前の徹底した対策と恐ろしいほどの冷静さを挙げた。

青木真也の腕十字をしのいだ朝倉未来【写真:(C)RIZIN FF】
青木真也の腕十字をしのいだ朝倉未来【写真:(C)RIZIN FF】

「相手が狙ってるものが全部分かってた」

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 セミファイナルでは、朝倉未来(34=JAPAN TOP TEAM)が元ONE世界ライト級王者・青木真也(43=BAMF)に1R・2分39秒でTKO勝利を収めた。試合後、朝倉は世界屈指の寝技師を下した「勝因」について、事前の徹底した対策と恐ろしいほどの冷静さを挙げた。

「自分が恐ろしいほど冷静でしたね。相手が狙ってるものが全部分かってたので」。朝倉は会見でそう語り、充実感をにじませた。世界から高く評価される青木の寝技に対し、事前のグラップリング練習とチームの対策が機能したという。

 その言葉通り、試合は青木の土俵であるグラウンドの攻防で決着がついた。開始早々、青木に脇を差されて引きずり込まれるようにグラウンドへ移行するも、朝倉はトップポジションをキープ。「最初四つの状態になった時に投げられたじゃないすか。その時に俺が上取ったじゃないすか。びっくりしました。自分に」と、その対応力に珍しく興奮気味に振り返った。

 最大の勝負の分かれ目は、バックを取られての攻防だった。立とうとする朝倉に青木が腕十字を仕掛けたが、これを落としてエスケープ。直後にタックルに入られ、今度は立ったままバックを奪れた。その状態でグラウンドに移行し、足で四の字ロックを組まれ、下半身が固定されると、チョークを狙われ絶体絶命のピンチを迎えた。

 寝技の攻防によるピンチの連続であったが、朝倉に焦りは全くなかった。「四の字バックの対処が僕すごい得意なので。青木さんでもずっと極められなかったっていうのは、四の字からの練習をずっとやってたんで冷静にできましたね」と語る通り、起き上がりながら青木が左腕へ狙いを変え、四の字ロックが外れた瞬間を見逃さなかった。

 朝倉は一気に反転してトップを奪い返すと、フリーになった右腕を振り下ろし、青木の顔面を正確にとらえた。動きが止まったところで左右両方から強烈なパウンドを何発もたたき込み、レフェリーストップを呼び込んだ。

「徹底した四の字対策」と「狙いが全て分かっていた冷静さ」が、レジェンドの高い壁を崩す決定打となった。

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