俳優の大泉洋とムロツヨシが4日、都内ホテルで行われた映画「新解釈・三國志」の完成報告会見に登壇した。大泉は「三國志をよく知っている人は見なくていい」とぼやきながらも映画をPRした。

「銀魂」「今日俺」「勇者ヨシヒコ」などで知られる福田雄一氏が脚本・監督を務める今作。超有名歴史エンターテインメント「三國志」を福田監督の“新解釈”で描き、劉備を大泉が、孔明をムロがそれぞれ演じる。共演には小栗旬、賀来賢人、橋本環奈ら豪華キャストが名を連ねるが、この日登壇した大泉とムロ以外は等身大パネルが設置されたのみで会見がスタート。大泉は「諸事情で私とムロくん以外はパネルですが、(自分たちが)暇なわけではない。我々が代表してお答えしていく」と自虐から入り、会場を笑わせた。

「新解釈・三國志」では、劉備や孔明も福田監督の新解釈で描かれる。何をやっても文句を言ってぼやく劉備を演じた大泉は「ムロくん(孔明)は7割アドリブ」と明かし、「せりふが終わってからもその倍しゃべる。すごい」と驚いていた。

　北海道のローカルタレントから躍進してきた大泉は「毎日バラエティーだけやっていた男がこうやって東京で大作の主演をする。本来であれば喜ばしいけど、いかんせん今回の劉備は格好良くない」と笑い、「正直、キングダムに出たかった。出してくれと言っているんだけどオファーがない」と肩を落としていた。