西川きよし「千鳥や和牛、ミキ」…新時代のお笑いに期待も「自分もまた勉強」
令和2年度の文化功労者に選出された漫才師の西川きよしが4日、都内ホテルで記者会見を行った。漫才師として初の選出となった西川は「初心を忘れることなくこれからもしっかり謙虚に努力をして、みなさんに笑っていただける西川きよしで(ありたい)」とあいさつし、周囲に感謝した。
漫才師初、文化功労者選出で会見
令和2年度の文化功労者に選出された漫才師の西川きよしが4日、都内ホテルで記者会見を行った。漫才師として初の選出となった西川は「初心を忘れることなくこれからもしっかり謙虚に努力をして、みなさんに笑っていただける西川きよしで(ありたい)」とあいさつし、周囲に感謝した。
横山やすし氏との漫才コンビ「やすしきよし」で一躍ブレークし、国民的スターとなった西川。所属事務所・吉本興業からコンビ結成を再三止められていたが、妻・ヘレンの後押しもありコンビ結成を決意した過去がある。会見に同席したヘレンは当時のことを「劇場でなかなか笑っていただけない日がたくさんありましたけど、お1人お2人、3人4人と、お弁当を食べておられる方が顔を上げて笑ってくださって、その数が増えることに涙が出るほどうれしかった」と振り返った。西川は「今日も会場のどこかに来ているんじゃないか。僕の中では、元気に存在してくれています」と1996年に死去した相方を思った。
新型コロナウイルスの影響でお笑いを始め、エンタメ業界は打撃を受けているが、西川は「千鳥や和牛、ミキとか若い方々がきっと新しいこれからの時代の笑いを作っていく」と若手漫才コンビに期待を寄せ、「負けないようについていきたい。つかずはなれずに追いかけていって、自分もまた勉強したい」と前を向いていた。
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【写真】西川きよし&西川ヘレン夫妻の2S