ひかりんちょインタビュー 「校則を守っても個性って出せるよ」初のエッセイで10代にアドバイス
母親の一言がきっかけで「恋の病」から立ち直った
――そして失恋の話、きっと本を読んだひとは、ひかりんちょが「どうやって恋の病から立ち直ったのかな?」って、聞きたい人も多いと思います。
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「中学2年生の頃、彼のことしか考えられない状態だったんです。でも、お母さんから反対されるし、友達からも『彼、大丈夫?』って心配されるんだけど、彼しか見えなくて、周りの声とか全然聞こえない状態だったんですけど、ちょっとしたきっかけがあって、ずっと会っていた彼と少し会わない期間を作ったんです」
――それは誰かのアドバイスがあったから?
「お母さんが、『会えない時間に自分磨きをしてみたら?』ってアドバイスをくれて、いままでは友達と会う時間もなかったんですけど、それから彼氏に100パーセント与えていたものを、自分に50パーセント、彼氏に50パーセントにしようって」
――『自分磨き』ってお母さん名言ですね。具体的にどんな自分磨きをしたのでしょう?
「自分のお小遣いで化粧品を買ったり、自分のためにいろいろと何かをしてみたんですけど、それがすごいきっかけになって、そこから『自分に使う時間がこんなに楽しいんだ』って気づいて、それで彼に『これからは自分の時間も欲しいから、少し会えなくなるけど大丈夫?』って聞いたら彼は、『自分が1番じゃないと嫌だから』って。それで彼が私のことをどう思っているのかようやく気づいたんです。でも別れて1週間ぐらいは引きずったんですよ」
――1週間はとっても長かった?
「そうですね。1週間、誰とも連絡もしないで、ずっと部屋にこもって泣いていて、食べ物も喉を通らない状態。そんなどん底まで落ちた1週間でした。でも元に戻ったらダメだと思って、もう頑張るしかないって。友達も支えてくれて、何とか立ち直れました」
コンプレックスとの付き合い方
――エッセイの中にはコンプレックスについても書かれていますが、コンプレックスを自分らしさに変えることを、うまくできる人とできない人がいると思うんですが、ひかりんちょ流の克服術ってあるんですか?
「私の場合、下半身がコンプレックスなんですが、下半身をカバーしながらどういう服装、ファッションができるんだろうって考えるのもまた楽しいし、そのコンプレックスを、どうやって和らげるかっていう、またその努力も楽しいし、それも含めて自分なんだっていう考え方です。でも正解はなくて、何をやっても自分なんだから、自分がしたいようにしたらいいんじゃないって思いますね」
――ひかりんちょはSNSに向いてる人と向いてない人のタイプってあると思います?
「うーん、別にこれといってこの子は無理だなと思う子はいないですね。それぞれのファン層だったりとか、それぞれに共感できる子が絶対いるから、向いてるとか向いてないってないと思います。ただ、プライバシーを出し過ぎる子とかはよくないなと思いますね。
――本を読んでくれたファンの感想はいかがでしたか?
「みんなから『毎晩寝る前に読んで、共感して泣いてます』とか『本当に毎日辛くて死のうか考えてたんですけど、ひかりんちょの本で救われました』といったコメントをもらって、悩んでいる誰かの命を救えたことは、とっても嬉しいし、そういう子がまだまだいるんだなって思いました。この本に書いてあることに100パーセント左右されるんじゃなくて、1つでもいいから何か参考になったり、みんなの助けになったら、すごく嬉しいなって思います」
□ひかりんちょ 2003年7月14日生まれの16歳。静岡県出身、ブラジルと日本のハーフ、4人兄弟の長女。小学生からスマホを使い、中学生からミクチャ、TikTokなどで投稿をはじめる。学校、友達関係、恋愛、見た目など、 10代ながら信念のある考えに、同世代から熱い支持を集める。ティーンの最大の憧れイベント「超十代」の応援大使や「シンデレラフェス」に参加、大手自動車メーカー「ダイハツ工業」の宣伝プロデュースを担うなど、多方面で活躍。10代ネクストブレイクとして注目されている。
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