ひかりんちょ ティーンのカリスマ女子高生が初のエッセイ本で明かす素顔「自分は自分でよくない?」
母親の苦労をわかっていても反抗してしまった中学生時代
――自分をさらけ出すことに抵抗はなかったですか?
「そんなに抵抗はなかったです。いまの自分を作ってくれたのは、過去があったからだし、母親とのケンカも、自分が悪いってわかっていて反抗してたのもあったし、私の体験が誰かの助けになるなら全然恥ずかしいことではなかったです。ただ、自分で読み返して、結構強気な私を出しちゃったんで、言葉の選び方とか大丈夫だったかな?ってちょっと心配でした」
――エッセイを書くことは大変でしたか?
「文章はマジで難しすぎて、解釈の仕方によって受け取り方が違うじゃないですか? やっぱり自分が思ってることを100パーセント人に伝えるってたいへん。言葉選びもすごく気を使いました。でも本が好きで、学校でよく読んでいたから、国語の文章問題とかは得意なんですよ。なのでちょっとそれが生かせたかなって思います」
――ひかりんちょにとって一番大きな存在ってお母さんなんだって、この本からすごく伝わってきました。
「長女なんで意外と責任感は強くて、妹がちっちゃいときに面倒みたりしてて、お母さんは仕事をかけ持ちして、家事も全部やって。でも、だんだん中学生とかになるにつれて、何もしなくなっちゃって、自分のことばっかり考えて、無意識でお母さんに反抗していたんです。お母さんが1人でこの家族を支えていることも、自分がどれだけ苦労をかけているかも、よくわかってるんだけど、頭の中で自分が悪いって分かっていても、つい反抗しちゃう。でも大きなケンカもしたけど、いまはお互いに相談し合ったりしてます。だから、いつもありがとうって思っているんだけど、直接言えないから、この本を通して感謝を伝えたいなと思ったんです。だから本当にこの本には色々と込められているんですよー」
――「ひかりんちょのファッションて個性的で大好き」ってイベントに来た子も話していましたが、そのきっかけってあったんですか?
「小学校の頃、『おそろい』っていうのが結構あって、友達が『これカワイイからおそろいにしよう』ってよく言わて、あんまり納得できてなかったんだけど、我慢しておそろいにしてたんですよ。でもやっぱり『自分は自分でよくない?』って。周りに『それ似合ってないよ』って言われても、私はそれが好きだし、だから言われたことに対してちょっとイライラというか疑問を感じていたんです」
――そんな「なぜ?」っていう疑問にたくさんぶつかって、そのときに出してきた答えがいまの「個性的なひかりんちょ」につながったと。
「やっぱ『なんで?』って聞いて、その場の空気を悪くするのもアレだし、『なんでそんなこというの?』って思われるから言えないし、たぶんそれを自分の中で溜め過ぎて、その答えが今になって出てきたんだと思います」
後編は、ひかりんちょの恋やコンプレックスについてのインタビューを紹介。
□ひかりんちょ 2003年7月14日生まれの16歳。静岡県出身、ブラジルと日本のハーフ、4人兄弟の長女。小学生からスマホを使い、中学生からミクチャ、TikTokなどで投稿をはじめる。学校、友達関係、恋愛、見た目など、 10代ながら信念のある考えに、同世代から熱い支持を集める。ティーンの最大の憧れイベント「超十代」の応援大使や「シンデレラフェス」に参加、大手自動車メーカー「ダイハツ工業」の宣伝プロデュースを担うなど、多方面で活躍。10代ネクストブレイクとして注目されている。
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