miwa、久々ステージでの熱唱に感涙「うれしいです」 司会の上田まりえの目にも涙

第33回東京国際映画祭が10月31日、開幕。東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場での「屋外上映会2020」のオープニングとして、アニメ映画「神在月(かみありつき)のこども」(2021年公開)のスタートアップイベントが行われ、miwaが主題歌「神無―KANNA―」を初披露した。

久々のステージでの歌唱に感涙したmiwa【写真:ENCOUNT編集部】
久々のステージでの歌唱に感涙したmiwa【写真:ENCOUNT編集部】

観客からの拍手に感慨「こんな温かい拍手をもらったのは久しぶり」

 第33回東京国際映画祭が10月31日、開幕。東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場での「屋外上映会2020」のオープニングとして、アニメ映画「神在月(かみありつき)のこども」(2021年公開)のスタートアップイベントが行われ、miwaが主題歌「神無―KANNA―」を初披露した。

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 本作は母を亡くし、好きだった走ることをやめた少女カンナ(蒔田彩珠)が、八百万の神々が集まる出雲に向け、走り出すというストーリー。主題歌は、昨夏、「ジャパン・エキスポ・パリ」で映画の原作・コミュニケーション監督を務めた四戸(しのへ)俊成氏からオファーを受けたmiwaが書き下ろした。

 miwaは「別件で訪れたジャパン・エキスポでのステージを見て、声をかけて頂いた。その時はまだプロットででき上がっていなかったんです。正直よく分からなくて、1回スタッフの方とお話くださいますか、と言ったくらい。映画の主題歌をこんなに早いタイミングで歌うのはデビュー10年でも初めて」と声を弾ませた。

 歌う前には「つい先日、レコーディングしたばかりなんです。ドキドキしています。久しぶりにステージに触れる人もいると思うので、しっかり届けたい」と語り、ステージでは力強い歌声で観客を魅了。寒い夜空の下、温かい拍手を浴びた。

 歌い終わったmiwaは司会の上田まりえから感想を求められると、「こんな温かい拍手をもらったのは久しぶりでうれしいです」といい、感涙。コロナ禍の中、久しぶりのライブステージに感極まったようで、聞き手の上田まで泣いていた。

 この日は新たなボイスキャストも発表。神様の中の神様という「大国主」役の神谷明、カンナの幼少期役の新津ちせが登壇。神谷は「サビの力強い声が寒い空に響き渡った。主人公のカンナにピッタリの曲」。新津も「感動して、言葉が出ないくらい。歌声がカンナにつながっている気がして、感動しました」と言うと、miwaは「カンナに言ってもらえると、うれしいです」と笑顔を見せた。

 最後にmiwaは「(映画の製作者と)完成の瞬間を一緒に迎えられた初めての作品です。密にならないことを大事にしている世の中ですが、ポイントポイントではお会いすることができて、1年かけた思いを共有できた。こういう作品はなかなかない。熱い想いが詰まっています。アニメーションと音楽の融合も見どころだと思うので、楽しみにしてください」と力を込めた。

「屋外上映会2020」では「ドンテンタウン」「ジョン・ウィック」、「ベスト・キッド」(1984、2010)、「ガメラ 大怪獣空中決戦」など青春、SF、ホラー、ハードアクションといった多彩なジャンルが上映される。

 第33回東京国際映画祭は31日(土)~11月8日(日)まで都内各所で開催される。

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