赤楚衛二、話題沸騰中のBLドラマで“30歳の童貞”役に「違和感なく、新しい刺激を得た」

俳優の赤楚衛二が、現在放送中のテレビ東京ほか木ドラ25「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(毎週木曜、深夜1時~)でBLドラマに初挑戦している。30歳の童貞、安達(赤楚)の“魔法”のせいで、イケメンの同期・黒沢(町田啓太)からの恋心が丸見えになってしまうという異色のBLものだ。「チェリまほ」の愛称で親しまれている同ドラマにかける意気込みを聞いた。

赤楚衛二【写真:(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会】
赤楚衛二【写真:(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会】

インタビュー、木ドラ25「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」出演中

――面白い役ですが、オファーをいただいた時の感想を教えてください。

「誕生日(3月1日)だったんですよ。忘れられない誕生日になりました。主人公は30歳の童貞で、BLもの。今まで読んだことないジャンルの漫画だったからびっくりしました。でも、人を好きになる心の動きが丁寧に描かれていましたので、違和感はなく、新しい刺激を得たというか、今までとは違った楽しみみたいなのを覚えました」

――BLという題材は最近、ドラマや映画でも多くなってきましたが、どんな印象をお持ちでしょうか?

「男性であろうが女性であろうが、人と向き合って、人を人として好きになるっていう根本の部分は変わらないんじゃないかなとは思っています」

――安達という主人公はどんな人間ですか?

「安達は刺激のない日々を送っている人。多分過去にいろんなことがあって、一歩先に踏み出す勇気を失ってしまい、日々、同じご飯を食べて、同じ道で会社に行って、仕事をやって帰ってくるというルーティンを過ごしている人間なので、自分から能動的に動かないようにしようと思っています」

――役との共通点は考えますか?

「自分と比べるのは最初にやることです。僕はどっちかというと、刺激が欲しいって思って、動いてしまうので、そこは似ていないかなと思いつつも、日々をルーティン化したり、勇気が持てないっていうところは共感できるところです。これは似てないな、と思うところはあまりなかったですね」

――安達は30歳まで童貞。草食系男子という感じでしょうか。

「多分何かしら昔に人と向き合って失敗しちゃったっていうトラウマを持っているんじゃないかな。そういう友達は僕もいます。恋愛はいいなと思うけど、一歩踏み出せない、昔、何かあったわけじゃなくて、高校の時は部活に追われてとか、社会人になってからは仕事に追われてとか。あんまり恋愛に重きを置いてないんでしょうね」

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