小手伸也が語る大泉洋のすごさ 同い年で真逆の2人…初共演から約10年「もう一度戦いたい」

「シンデレラおじさん」こと小手伸也(52)が、初主演・初座長舞台『コテンペスト』(6月27日開幕、本多劇場にて、脚本・演出:村上大樹)で復讐劇に挑む。そんな彼に“リベンジしたい相手”を聞くと、即座にある名前が飛び出した。「もう一度、大泉洋さんと戦いたいですね」。

インタビューに応じた小手伸也【写真:増田美咲】
インタビューに応じた小手伸也【写真:増田美咲】

舞台『コテンペスト』で初主演・初座長

「シンデレラおじさん」こと小手伸也(52)が、初主演・初座長舞台『コテンペスト』(6月27日開幕、本多劇場にて、脚本・演出:村上大樹)で復讐劇に挑む。そんな彼に“リベンジしたい相手”を聞くと、即座にある名前が飛び出した。「もう一度、大泉洋さんと戦いたいですね」。(取材・文=平辻哲也)

 2人の出会いは2017年、三谷幸喜氏の舞台『子供の事情』での共演にさかのぼる。当時の小手は『コンフィデンスマンJP』で大ブレイクを果たす前夜の無名時代。「本当ペーペーもいいところだった」と振り返る。ある日、焼肉屋で大泉をはじめ、天海祐希、吉田羊ら共演者たちに「この舞台以降のスケジュールが真っ白で、先どうなるか分からない」と不安を打ち明けた。すると大泉を筆頭に、全員が純粋な驚きとともに「なんで(仕事がないの)?」と口をそろえたという。

「こんなすごい人たちに、僕に仕事がないことを不思議に思ってもらえるぐらい評価されているんだと伝わってきて、非常にうれしかった。自分を過小評価しすぎず、人様にどう評価されるかを大事にした方がいいと気づけたのが2017年だったんです」。日本を代表する俳優陣からの一言が、どん底時代を救い、その後の飛躍へと繋がるターニングポイントになった。

 小手と大泉は同じ1973年生まれの同級生だ。しかし、その“成分”は見事なまでに真逆だという。

「僕はインドア派で特撮やガンダムに詳しいけれど、大泉さんはガンダムを全然知らない。子どもの頃から大人向けドラマやバラエティーを見ていて、すごくアクティブに人と関わっていく。話せば話すほど成分が逆だなって思うことが多いんです」と小手は笑う。

 そんな真逆の2人だが、互いへのリスペクトは深い。小手がバラエティー番組でアンタッチャブル復活の仕掛け人を務めた際、大泉から「小手さんの見たけどすごかった。本当にそのものになれるからすごい」と絶賛のLINEが届いたという。大泉は「自分は何をやっても大泉さんだと言われてしまう」という悩みをこぼしたそうだが、小手からすれば「何をやってもその人が出てきちゃうぐらいの強い個性は、スター性であり憧れ以外の何者でもない」と断言する。

「性質が真反対でお互いにないものねだりがあるのが面白い。自分がここまで思いを巡らせながら芝居をすることができるようになったということを、ちゃんと同じ現場でお伝えしたい」。16年の大河ドラマ『真田丸』から約10年。苦労を重ねて確かな実力と知名度を手にした遅咲きの怪優が、いつか大泉と真正面からぶつかり合う日を、静かに、しかし熱く待ち続けている。

舞台『コテンペスト』で初主演・初座長を務める【写真:増田美咲】
舞台『コテンペスト』で初主演・初座長を務める【写真:増田美咲】

□小手伸也(こて・しんや)1973年12月25日生まれ、神奈川県出身。早稲田大の演劇サークルを経て劇団を主宰。2018年、ドラマ『コンフィデンスマンJP』の五十嵐役でブレイク。映画『SAKAMOTO DAYS』が公開中。

俺もそろそろシェイクスピア・シリーズ『コテンペスト』
原作:W.シェイクスピア(小田島創志 翻訳「テンペスト」より)
脚本・演出:村上大樹
出演:小手伸也、片桐仁、崎山つばさ、AOI(WHITE SCORPION)、松田凌、井澤勇貴、佐藤真弓、土本燈子、津村知与支、久ヶ沢徹、鈴木保奈美

【東京】2026年6月27日(土)~7月7日(火) 本多劇場
【大阪】2026年7月17日(金)~19日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

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