「私とファンのみなさんの誇り」 HKT48豊永阿紀がコント劇主演にかける熱い思い

HKT48配信「THE LIVE」の様子【写真:(C)Mercury】
HKT48配信「THE LIVE」の様子【写真:(C)Mercury】

4期生もグループの中心にいると自覚を持ちつつ、先輩と後輩をつなぐ“架け橋”的存在へ

――HKT48は10月23日にお披露目から9周年を迎えました。

「9周年は1期生さんがこれまで積み上げてきたことの結晶だと思います。指原(莉乃)さんが卒業したり、2人(宮脇咲良、矢吹奈子)が韓国(IZ*ONE)で頑張っていたり、形は変わりつつも、ずっと受け継いできたものを大切にしたいです。個性豊かなグループだからこそ、世の中のアイコンになれるグループ、誰かの憧れになれるグループでいたいと全員が思っています。そのなかで、私も憧れてもらえるような人間像を作っていきたいです」

――中心メンバーだった指原さんの卒業から1年半が経過。その間に13thシングル「3-2」の発売もあり、HKT48を見る周囲の目も変わってきたのではないかと思います。

「今までHKT48は『指原さんがいるグループ』という印象が強かったと思います。2018年末に卒業の話を聞いた時、『私たち大丈夫かな?』という思いが全員の頭をよぎったなかで、ツアー初日の前日にみんなでいろんな色を足していこうと話し合いました。指原さんが卒業したグループを見られた方は、“大きな部分が欠けた”と思われがちですけど、それを見返したい、そう思われたくないという思いをメンバー全員が持っていて、それが『3-2』というシングルでもありました。変わっていくHKT48にファンのみなさんも最初は戸惑いがあるかもしれませんが、根底は変わらないと示していきたいし、指原さんが最後に『強くて優しい女性になってください』とメッセージをくれたので、全員がそうなれるグループでありたいです」

――2016年にHKT48に加入して5年目。グループ内でどんな存在になっていきたいですか?

「ドラフト3期生、5期研究生と後輩ができて、いつの間にか中堅のような立ち位置になっていました(笑)。同期の運上弘菜ちゃんは『3-2』のセンターで、地頭江音々ちゃんも一緒にフロントメンバーを務めています。4期生同士で話していて思うのが、各期に特色があるなかで、4期生は個性が強いというか、それぞれのやりたいことが明確だなと。だから、お互いの存在が刺激になっているし、自分たちの代に誇りを持っています。どれだけHKT48の力になれるかはずっと考えていて、先輩から多くのことを吸収して後輩に伝えたいという思いは昔から変わりません。自分たちもグループの中心にいるんだと自覚しながら、今まで先輩にしていただいたように後輩の力になりたいと思っています」

――豊永さんは10月25日に21歳を迎えました。最後に、この1年の抱負を聞かせてください。

「コロナ禍ではありましたけど、20歳が一番充実していました。博多座の稽古中に誕生日を迎えて、生誕祭のスピーチでは『ここにいても、自分のやりたいことをできると後輩に示していきたい』という話をしました。それがかなうかのように映画やコント劇の主演させていただいたり、小さなことかもしれないけど、着実に自分のしたいことが形になってきていると実感があります。(HKT48が)今の体制になって必要とされている場所がはっきりしてきた分、自分もそこに応えたいという思いが明確になって、すごく濃厚な1年でした。21歳はそれを超えるような1年にして、“ベストの自分”を更新していきたいと思います」

 豊永阿紀(とよなが・あき)1999年10月25日生まれ、福岡県出身。HKT48 4期生。AKB48グループ歌唱力NO1決定戦で決勝大会常連の歌、躍動感あふれるダンス、演技、文才と幅広い分野で才能を発揮するグループ随一の万能アイドル。愛嬌満点のキャラクターと類まれな包容力で、後輩からの信頼も厚い。アビスパ福岡公式アンバサダーは3年目に突入。

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