「辞めた後も目が離せない」山本彩がNMB48・10周年記念ライブで胸中を明かす
1期生・山本彩が「青春のラップタイム」に降臨!
吉田朱里センターの新曲「恋なんかNo thank you!」を初披露【写真:(C)NMB48】
以降も続々と卒業生が登場。なかでも「青春のラップタイム」で、白間に促され山本彩がステージに現れると、客席のサイリウムが激しく揺れ、会場は大きな拍手に包まれた。間奏では新旧メンバーと円陣を組むなどして、会場を1つにしていく。MCで感想を尋ねられた山本彩は、「半端なく緊張しました。久しぶりだし、こうやってみんなと歌うのは2年ぶりで、しかも大阪城ホールという大きいところだから震えていました」と心境を明かした。
さらに山本彩は、現在NMB48のキャプテンを務める小嶋花梨に向け、「いろいろ拝見していますが、キャプテンを任せてよかったなと思います」とエール。さらに、「今日のユニットを見ていても、よりカラーが濃くなったと思う。SNSでも情報が入って来るし、辞めた後も目が離せないくらい情報が入るので楽しい」と現在のNMB48に注目していることを明かし、「10周年ということで、そこには私が知らない2年間があって。その2年間もしっかり自分たちの時間を作り上げていて。10年という月日の長さとか、濃さを感じて、皆さんが続けてくれてすごくうれしいです」と同期や後輩の活躍をたたえた。
10周年ライブは、渋谷の呼びかけで始まった「ナギイチ」からラストスパートへ。「僕らのユリイカ」、「北川謙二」と代表曲を立て続けに披露し、本編の最後は23枚目のシングル「だってだってだって」で締めた。
アンコールでは、11月18日にリリースされる24枚目のシングルで、吉田が初めてのセンターを務める新曲「恋なんかNo thank you!」を初披露。続けて、「この曲は卒業生も一緒に歌いたい」とリリース当時から全員参加して歌っている「三日月の背中」を歌唱。ここでは、元メンバーの市川美織も登場して会場を盛り上げ、現役生、卒業生全員で歌い上げた。
最後に、10月10日にNMB48の卒業を発表した村瀬が、12月14日に大阪・オリックス劇場で卒業コンサートを開催することを発表。「卒コンをするのは夢だったから、楽しみにしてくれたら」と話し、深々と頭を下げた。
続いて、小嶋が「10周年コンサート、濃い、エモいコンサートができたのではないでしょうか」と切り出し、「10周年に京セラドームで公演するという夢を叶えることはできませんでした。そしてさらに、劇場公演や握手会という今まで当たり前だった日常が、ぱっとなくなってしまって、心が折れかけたこともありました」と心境を告白。「逃げ出したくなるくらい大きな壁が立ちはだかっても、仲間たちと手を伸ばし続けるといったように、思うようにいかなくても、メンバー、スタッフの皆さんと一緒に今できることは何かと試行錯誤しながら、新しいことにも挑戦して、常にこの期間でも進んでいたと私は思います。NMB48はチャンスが来るのを待つのではなく、自分でチャンスを作って掴んでいるなって、それがNMB48だと改めて思わされました。だからどんなに時間がかかっても、絶対に必ず京セラドームに立ってみせます!」と力強く語った。
さらに、「7期生という新しい仲間も増えて、NMB48はまた新しいスタートをきりますが、どの時代を切り取っても『NMB48は最高のグループ』と言われるように頑張ります!」と高らかに宣言。クライマックスは、「365日の紙飛行機」に続き、「ラストは笑っていこう!」という白間の掛け声から「ワロタピーポー」を披露して、メンバーは会場いっぱいに広がり、とびっきりの笑顔を届けた。
そして白間は、「NMB48・10周年ライブにお越しいただき、本当にありがとうございました!」と元気な挨拶で、全35曲からなる記念すべき10周年のステージを完遂した。