【RTU】21歳・鈴木崇矢のいま 過去には恋愛番組出演も現在は米国で2年半修行「本当はチヤホヤされたいけど」

格闘技イベント「ROAD TO UFCシーズン5」DAY2が29日、マカオ・ギャラクシー・アリーナで行われた。第4試合のフライ級トーナメント1回戦では、鈴木崇矢(21=キルクリフFC)がオトゴンバータル・ボルドバータル(23=モンゴル)に1R・TKO勝ちを収めた。大会終了後にはボーナスが出ることも発表された。試合後会見で、実力差を見せつけた試合を振り返った。

鈴木崇矢のテンションは高かった【写真:ENCOUNT編集部】
鈴木崇矢のテンションは高かった【写真:ENCOUNT編集部】

素早く正確なパンチで圧倒

 格闘技イベント「ROAD TO UFCシーズン5」DAY2が29日、マカオ・ギャラクシー・アリーナで行われた。第4試合のフライ級トーナメント1回戦では、鈴木崇矢(21=キルクリフFC)がオトゴンバータル・ボルドバータル(23=モンゴル)に1R・TKO勝ちを収めた。大会終了後にはボーナスが出ることも発表された。試合後会見で、実力差を見せつけた試合を振り返った。


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 ボルドバータルはサンボとレスリングを武器に持つ難敵だった。鈴木はそんな相手に何もさせずに的確にパンチを当て、1Rで試合を終わらせるとネット上では「今日好きからここまできたか」「打撃精度がエグすぎる」「強すぎないか??」などの声が上がった。そんな試合について本人は早期決着について「何が来ても対応できるように準備してきた」と胸を張った。

 被弾こそなかったが、相手は強烈な右のパンチを振ってきていた。鈴木も「とても怖かった。ミスをすれば食らってしまう」と振り返るが試合プランはいたってシンプルだった。

「ただ、ノックアウトする。それが僕の作戦でした」

 その言葉通り、試合では素早いパンチを顔面とボディーと散らし、相手を後手に回らせていた。とどめとなったのは、アッパーカットとボディーのコンビネーション。倒れたボルドバータルに迫撃のパウンドを入れるとレフェリーが試合を止めた。あまりに一瞬の出来事だったため「実は、どうやってノックアウトしたのか分からないんです。実際のところ……」と気まずそうに明かした。

 日本のファンにはABEMAの格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』や恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』霞草編のイメージが強い。鈴木は当時、オーディションを生き残りLDHとの契約をつかんでいたが、ここ2年半は拠点を米国の名門ジム「キルクリフFC」に移している。

 同じく世界を目指すアンサル・ハムザエフらエリートファイターたちとファイターズハウスで寝食を共にし、「どうやってUFCに行くか、どうやってチャンピオンになるかについていつも話している」という。

 一方で、原点とも言える『格闘DREAMERS』時代からの仲間たちへの思いも強い。UFCやRIZINなど、それぞれがさまざまな場所で活躍している。中村倫也らを思い浮かべると表情が和らいだ。

「まあ、家族ですよね。同じ時期をずっと一緒にやってきて、本当に家族みたいな存在です。離れる時期があっても、会えば昨日まで会っていたような感覚になる。かけがえのない仲間ですね」

 今大会には、DREAMERS時代からの恩師である高谷裕之らもセコンドとして駆けつけ、彼の勝利を後押しした。

 近年、日本のフライ級戦線は大きな盛り上がりを見せている。その状況をどう見ているかという質問に対し、鈴木は言葉を選びながらも、自身の明確な立ち位置を示した。

「僕はUFCに行くためにこのトーナメントに出ていますし、チャンピオンになるためにこの道を進んでいます。日本で戦っている選手たちがたくさんいる中で、もちろんリスペクトは持っていますし、勉強させてもらっています。ただ、調子に乗っていると思われたくないんですが……戦っている舞台が違うだけなんです」

 国内の熱狂とは一線を画し、あくまで世界最高峰のオクタゴンだけを見据えている。

「僕は本当は目立ちたがり屋だし、チヤホヤされたいんですけど(笑)、やることは自分のことに集中して、ただ勝ってUFCのチャンピオンになるだけです。僕の格闘技を、僕の表現を、自由に感じてほしい。それが『アート』かなって思っています」

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