日本の音楽を世界に発信している「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO」。その年に一度の「フェスティバル」がNHKホールで行われた。無観客の客席に設置された2つの巨大LEDスクリーンには、常時オンラインで接続された世界中のJ-POPファンが映し出された状態でアーティストたちは楽曲を披露。世界中のファンたちとオンラインでつながりながら、日本のカルチャーを発信した。新型コロナウイルス禍にありながら大成功を収めた“デジタル音楽祭”の様子は、NHKの国際放送「NHKワールド JAPAN」で24日から4日間にわたって放送される。

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　その初日となる24日は、ジャニーズの新星・SixTONESが登場。SixTONESは2020年1月にメジャーデビューした、ジャニーズ事務所による6人組ユニット。田中樹が「世界の人たちに向けて音楽性をアピールする絶好のチャンス。気合は十分です」と話した通り、ステージ上では圧巻のパフォーマンスを披露した。バイリンガルのジェシーはオンラインでつながったファンに英語で語りかけ、世界中のオーディエンスを魅了した。

　YouTubeやインスタグラムにも力を注ぎ、その魅力を発信し続けているSixTONES。コメント欄にはさまざまな言語でメッセージが寄せられていることもあり、田中は「海外にも応援してくださっている方がいると実感」するそう。「英語の発音に気を付けたり、世界のトレンドの音楽を意識したりすることを心がけている。海外の人に音楽を届けられるチャンスを逃さないように常に下準備をしているので、きっかけを作って世界に進出したい」と最善の準備を心がけていることも合わせて明かした。

　パフォーマンスはオンラインでつながった世界中のJ-POPファンに生中継され、その反応はステージの前に設置されたLEDスクリーンに映し出される。「僕たちのパフォーマンスがリアルに伝わって評価していただく。もしかしたら応援していただける方が海外でももっと増えるかもしれない。緊張もするし、プレッシャーも感じますが、海外の人たちにパフォーマンスを届ける機会は多くはない。(この機会を)逃したくない」(田中)と並々ならぬ思いで乗り込んできたSixTONESのパフォーマンスに注目だ。

「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO Festival 2020」はNHKワールドJAPANで10月24日、25日、31日、11月1日の4日間にわたって放送(8：10～8：58、14：10～、19：10～、26：10～)。日本国内でも上記放送時間帯に「NHK ワールド JAPAN」HPまたはアプリで同時ストリーミング配信される。その後、BSP、BS4K、総合で放送される予定。