及川光博、パペットに“命名”でミッチーワールド全開 不安との向き合い方も明かす「100点じゃなくてもいい」
俳優でミュージシャンの及川光博が、ヴィアトリス製薬合同会社の新TVCM『不安症』篇、『眠れない夜』篇に出演する。CMは18日から関西エリアで放映開始される。

「僕自身、性格的にちょっと心配性」
俳優でミュージシャンの及川光博が、ヴィアトリス製薬合同会社の新TVCM『不安症』篇、『眠れない夜』篇に出演する。CMは18日から関西エリアで放映開始される。
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今回のCMは、全般不安症(Generalized Anxiety Disorder/以下、GAD)をより多くの人に知ってもらうことを目的に制作されたもの。GADは、慢性的にコントロールしづらい不安や心配が続き、眠れない、落ち着かない、疲れやすい、集中しづらいなど日常生活や仕事、学校に影響を及ぼすことがある疾患とされている。
CMでは、童話『三匹の子ぶた』をモチーフにしたパペットたちが、日常の中で抱える不安を打ち明ける。その声に及川がやさしく耳を傾け「それは性格の問題ではなく、GADかもしれない」という気づきを届けることで、つらい不安を1人で抱え込まず、相談につなげるきっかけを描いている。また、一見強そうに見えるオオカミが不安や心配を抱えていたり、明るく振る舞う子ぶたが夜になると眠れないほど不安を膨らませてしまう姿を通じて、GADが特別な誰かだけのものではなく、誰にでも起こり得る身近なものかもしれないことを表現した。
『不安症』篇では、オオカミが次から次へと膨らんでいく不安を告白。GADの症状の1つである不安感を描きながら、それが単なる気分や性格の問題ではなく、相談した方がよい症状かもしれないことを伝えている。そして『眠れない夜』篇では、子ぶたが寝る前になると不安が次々と浮かび、眠れなくなってしまう様子を表現。不安が静かな時間に膨らみやすいことや、本人にとって切実なものであることを、親しみやすい会話劇の中で描いている。
及川の起用理由について、同社は「優しさと知性、そしてユーモアを併せ持つ」存在であり、「やわらかな語り口と品のあるたたずまいによって、不安を抱える人の隣に立ち、そっと背中を押すメッセンジャーにふさわしい」と説明している。CM内でも及川は“教える人”ではなく“寄り添う人”として登場する。
撮影後のインタビューでは、及川がCM出演を決めた理由やパペットとの共演、不安との向き合い方などについて語った。
及川のインタビューは以下の通り。
──GADの啓発CMへの出演を決めた理由を教えてください。
「お話をいただいたときに興味を持ちました。というのも僕自身、性格的にちょっと心配性なところがあるので、身近な問題かなと思ったんです。そして企画書、絵コンテを拝見して、パペットたちと共演する世界観でのお芝居は自身のキャリアの中で初めてでしたので、その新鮮さにもひかれました」
──パペットたちを優しく包み込む役どころを演じる上で意識したことは。
「演じるも何も、オオカミくんと子ぶたちゃんたちをご覧ください! この子たちのかわいらしさを見たら、自然と心が優しくなってしまいます(笑)。僕自身、もともと優しいのですが、めいっ子たちとか、過去に共演した子役の皆さんのような感覚で共演させていただきました。ちなみに、撮影中、勝手にこの子たちに名前を付けて呼んでいたので、この場で発表したいと思います。まずは、オオカミの一狼(いちろう)くんです。そして、三匹の子ぶたちゃんたちは、GADにちなんで、『G』は長女の『グミコ』ちゃん、『A』は長男の『A太郎』くん、『D』は次女で末っ子の『ドレミ』ちゃんです」
──そんなかわいらしいパペットたちとの共演はいかがでしたか。
「すばらしかったですね。パペットを操る人たちの技術はもちろん、デザインもすばらしい。特に印象に残ったのが一狼くんの眉毛です。困ったときの眉毛の形がなんとも表情豊かで、心を揺さぶられたので、親身になって守ってあげたいという気持ちになりました。だから『大丈夫だよ』と伝えました。でも、親身になり過ぎて眉間にしわが寄ると……ちょっとサスペンスチックになるという……。顔が“刑事顔”なんでしょうね。刑事顔ってなんだろう(笑)」
──及川さんご自身も心配が膨らんでしまう瞬間はありますか。
「ありますね。先ほど申しました通り、心配性な性格だと自他共に認めていて、よくバンドメンバーや友達にも指摘されます。なぜかというと、想像力があるから。明るい未来も想像しますが、もしかしたら、と考えてしまうことはよくあって、特にコンサートの本番前やリハーサルのとき、不安要素を一つひとつつぶしていく作業をしています。例えば、ヒールを履いた女性ダンサーが本番で階段の上り下りをするとき、転んじゃったらどうしようとか、打ち上げで飲んでいるとき、バンドメンバーが酔ってワイングラスを倒すんじゃないかとか(笑)。そういう細かい心配は日々あります。過信しないようにと、いつも言い聞かせているので、自分自身に対しての不安はさほどありません」
──不安や心配が強いときの及川さんなりの切り替え方法を教えてください。
「お風呂に入ることです。お風呂に入れないときは、手を洗うのも好きですし、バスタブやトイレ掃除とか、水回りをとにかくきれいにすると、不思議と落ち着きます」
──新CMが放送される5月は、気温差や気圧の変化で何となく不調を感じる方も多いと思いますが、及川さんはそんなときどのように不調を乗り切りますか?
「5月に限らず、調子が悪いときはジタバタしたり慌てたりするのではなく、今はそういう時期なんだな、と自分自身と対話して、100点じゃなくてもいいじゃん、と思うようにしています。それぞれに及第点の設定値があると思いますが、100点を取ろうとするから苦しくなって、どんどん追い詰められていくというか。そういうときはまず80点で良しとして、それでも体調が優れないとき、気分が落ち込んでしまうときは、もう60点でいいとする。そういうふうにして僕自身も、自分に課すハードルを徐々に下げていきます。30代の時は85点以上でしたが、最近は70点かな。自分に優しく、という感じですね」
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