山田裕貴×中島健人が初共演で魂のぶつかり合い ドラマ『ちるらん』で挑む“本気”の殺陣と、互いへの深いリスペクト
俳優・山田裕貴と俳優で歌手の中島健人が初共演するTBS系スペシャルドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』(3月26日午後8時58分、27日午後8時57分の2夜連続放送)の囲み取材がこのほど行われた。山田は主人公の土方歳三を、中島は岡田以蔵を演じる。2人は撮影の舞台裏から、お互いへの深いリスペクト、そして自身の境遇を役に重ね合わせた思いを明かした。

山田は主人公の土方歳三を、中島は岡田以蔵を演じた
俳優・山田裕貴と俳優で歌手の中島健人が初共演するTBS系スペシャルドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』(3月26日午後8時58分、27日午後8時57分の2夜連続放送)の囲み取材がこのほど行われた。山田は主人公の土方歳三を、中島は岡田以蔵を演じる。2人は撮影の舞台裏から、お互いへの深いリスペクト、そして自身の境遇を役に重ね合わせた思いを明かした。(取材・文=幸田彩華)
今作は人気同名漫画が原作。激動の幕末で新選組隊士らの生き様を描く大作ドラマで、同局で「江戸青春篇」を2夜連続放送後、U-NEXTで同篇の配信と新たに「京都決戦篇」が毎週金曜に独占配信される。
作品ではスピード感のある殺陣が見どころの一つとなり、主演を務める山田は、「とんでもなくすごいことをみんなで乗り越えた」と胸を張る。自身は過酷な撮影スケジュールを乗り切ったようで、当時の心境を打ち明けた。
「日本にも海外のやり方が入ってきて、準備期間をしっかり設けられるようになってきています。そんな中、僕は主演作3本を終えて、その10日後に『ちるらん』の撮影に入るという状況でした。毎日アクション練習をしながらも、『付け焼き刃で臨んでいいのか』という葛藤があったんです」
そんな山田を救ったのは、自身が演じる土方の「誰にもできねえことやんのが、かっけぇん(かっこいい)だろうが」という言葉だった。
「準備期間が十分に取れなかった現状で、あえてがむしゃらに刀を振るう。それが土方らしさであり、山田裕貴らしさなのかなって。監督やスタッフ、キャストという最高の仲間に助けられ、みんなのために刀を振るおうという感覚になれました」
熱い思いを込め、“ソードアクション”(殺陣)に挑んだ一方で、役作りで細かなこだわりも。「最初はただの若造が、話が進むにつれて形ができ、戦い方が変わっていく。配信の最終話まで見てもらうと、ものすごい成長を感じられるはず」と刀の技術の向上と役の成長をリンクさせたという。
一方、土方の宿敵であり盟友の“人斬り以蔵”こと岡田以蔵を演じた中島は、本作へのオファーを受けた当時、主演映画『知らないカノジョ』(25年)の撮影を終えたばかりで、「(オファーは)ラブストーリーを撮り終えた直後で、未練の空気感をまとっていた時期でした」と回想。続けて、「僕もかつてチーム(グループ)にいた人間でしたが、新たなスタートを切るタイミングだったので、一人で挑まなければならないと感じていました。以蔵という役を通して、当時の自分の思いを刀に込められた気がします」。
そう静かに語り、今作が人生の転換期と重なる大切な作品となったことを明かした。かつて舞台で培った剣術の経験を活かし、自ら「逆手斬り」を提案するなど、アクションでも積極的な姿勢を見せた。そして、話題のドラマ『SHOGUN 将軍』シーズン2(ディズニープラス)を引き合いに、「真田広之さんや目黒蓮くんに少し戦闘意識を持ちつつ(笑)、最高のソードアクションにしたい」と、国内外で盛り上がる時代劇ブームへの対抗心ものぞかせた。
さて、本作で初共演する山田と中島は、アクション練習が初対面の場に。互いに好印象だったようで、山田は中島の立ち振る舞いに触れ「いろんなトライアンドエラーを乗り越えてきたからこその明るさが滲み出ていて、すぐに大好きになった」と笑顔を見せる。
その後、撮影も重ね、中島は、「山田くんの芝居には“コク”があるんです。カレーの2日目以上のコク。相手との間合いを瞬時に判断する手前にある、人間としての厚みを感じる。この人の前ならどんな恥をかいてもいい、助けてと言える、そう思わせてくれる人でした」と全幅の信頼を寄せていた。
すると、“コク俳優”という独特の称賛に、山田が「俺、カレーなの?」と突っ込み、取材現場が笑いに包まれる一幕も。劇中では敵対し、刀を交える関係だが、その激しいアクションこそが2人を深く結びつけたようだ。
最後に、ファンへのメッセージについて聞かれ、山田は「現場の熱量がそのまま画面から伝わるはず。新選組の面々が何を抱えて生きてきたのか、一人ひとりのキャラクターを楽しんでほしいです」とコメント。中島も「大好きな座長・山田裕貴にお力添えできたことがうれしい。ここから始まる『ちるらん』を楽しみにしていてください」とアピールした。
日本が誇る、熱き男たちの魂が、今春、圧倒的なスケールで世界を魅了する。
□山田裕貴(やまだ・ゆうき)1990年9月18日生まれ、愛知県出身。2011年にテレビ朝日系『海賊戦隊ゴーカイジャー』で俳優デビュー。12年にテレビ東京系『D×TOWN』シリーズ第3弾『ボクらが恋愛できない理由』でドラマ初主演、14年公開の『ライヴ』で映画初主演を務めた。16年8月、『宮本武蔵(完全版)』で舞台初主演を飾った。17年には、NHK『おんな城主 直虎』で大河ドラマに初出演した。24年に第47回日本アカデミー賞・話題賞(俳優部門)受賞。25年公開の主演映画『爆弾』で、26年に「第49回日本アカデミー賞」の優秀主演男優賞を受賞した。
□中島健人(なかじま・けんと)1994年3月13日、東京都出身。2011年に男性アイドルグループ・Sexy Zoneのメンバーとしてメジャーデビュー。「ケンティー」の愛称で親しまれる。24年3月をもってグループを卒業。キタニタツヤとのユニット・GEMNや、自身の主演ドラマの主題歌プロジェクト「HITOGOTO」を経て、24年12月25日に1stアルバム『N / bias』でソロデビュー。25年1月には有明アリーナにて自身初のソロアリーナライブを開催。26年1月、有明アリーナで「THIS IS KENTY-IDOL ver 2.0-」を3DAYS開催した。同年2月18日に2nd アルバム『IDOL1ST』をリリースした。
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