【新日本】聖地に刻む54年の軌跡 ジュニア2大王座戦とNJC、伝説帰還で彩る「旗揚げ記念日」

1972年3月6日、東京・大田区体育館(現・大田区総合体育館)で産声を上げた新日本プロレス。54年の時を経て、同じ日、同じ場所で華々しく開催されるのが、創立記念大会「旗揚げ記念日」だ。今大会の注目は、ジュニア戦線の熱狂を象徴する2大タイトルマッチ。団体の“誕生日”を祝うにふさわしい豪華カードが用意された。

IWGPジュニア王者のDOUKI(左)と挑戦者のマスター・ワト(右)
IWGPジュニア王者のDOUKI(左)と挑戦者のマスター・ワト(右)

3月6日・大田区総合体育館が舞台となる豪華な創立記念大会

 1972年3月6日、東京・大田区体育館(現・大田区総合体育館)で産声を上げた新日本プロレス。54年の時を経て、同じ日、同じ場所で華々しく開催されるのが、創立記念大会「旗揚げ記念日」だ。今大会の注目は、ジュニア戦線の熱狂を象徴する2大タイトルマッチ。団体の“誕生日”を祝うにふさわしい豪華カードが用意された。

 新日本のジュニア戦線で傍若無人に君臨するDOUKIは、IWGPジュニアヘビー級王者として2度目の防衛戦に挑む。対戦相手は“新世代の雄”こと、マスター・ワトだ。

 2025年6月の大阪城ホール大会。肘を負傷し欠場中だったDOUKIは極悪ユニット“HOUSE OF TORTURE”の新メンバーとして衝撃の復帰を果たすと、SHOと共にジュニアタッグ王座を奪取した。その後、自身のルーツであるメキシコ遠征を経験。「メキシコで神になった男」を自称する圧倒的な進化を遂げて帰国すると、10月の後楽園ホール大会ではIWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードを破り、ジュニア2冠を手中に収めた。

 さらには、SHOをパートナーに大暴れした「SUPER Jr. TAG LEAGUE」を初制覇。19年に“逆輸入ルチャドール”として初登場した男が、紆余曲折の末、ついにジュニア戦線の頂点へと上り詰めた。

旗揚げ記念日にジュニア王座に挑戦するマスター・ワト
旗揚げ記念日にジュニア王座に挑戦するマスター・ワト

2020年から激闘を繰り広げる宿敵、DOUKIとワトが激突

 年明け1月5日の大田区総合体育館大会では4WAYマッチに敗れ、IWGPジュニアタッグ王座から陥落したが、同20日の後楽園ホール大会ではIWGPジュニアヘビー級王座戦に臨み、前王者デスペラードを返り討ちにして初防衛に成功してみせた。

 我が世を謳歌するDOUKIを食い止めるべく立ち上がったのが、新世代の中でも活きのいいワトだった。2月1日の後楽園ホール大会ではタッグマッチながら、ワトがDOUKIに必殺の通天閣ジャーマンスープレックスホールドを見舞って、3カウントを奪取。「次こそはオマエからベルトを奪い取ってやる!」と高らかに宣戦布告した。

 20年にワトが凱旋帰国して以来、両者は幾度となく激闘を繰り広げてきた宿敵だ。直近では、昨年11月のジュニアヘビー級王座戦でDOUKIがレフェリーストップ勝ちを収めている。はたして、今回はワトが1年4か月前の雪辱を果たし、悲願の初戴冠となるのか。あるいは、DOUKIがその牙城を守り抜くか。

IWGPジュニアタッグ王者のロビー・イーグルス(左)と藤田晃生(右)
IWGPジュニアタッグ王者のロビー・イーグルス(左)と藤田晃生(右)

IWGPジュニアタッグ王座戦はまばたき厳禁の空中戦必至

 IWGPジュニアタッグ王座戦では、TMDK所属のタッグ王者、ロビー・イーグルス&藤田晃生に、石森太二&ロビー・エックスが挑む。

 1月5日の大田区総合体育館大会で4WAYマッチの激戦を制し、「国境を越えた師弟の絆」で王座に就いたイーグルスと藤田。続く同20日の後楽園ホール大会ではSHO&金丸義信を退け、早速その実力を証明してみせた。

 対する石森&エックスは、25年の「SUPER Jr. TAG LEAGUE」で現王者を破った実力派コンビ。まばたき厳禁のスピーディでスリリングな空中戦とテクニックの応酬が予想されるが、その先の未来でベルトを掲げるのはどちらのチームか。

現在も現役レスラーとして活動を続ける72歳の藤波
現在も現役レスラーとして活動を続ける72歳の藤波

現役唯一の旗揚げメンバー、“ドラゴン”藤波辰爾が聖地に帰還

 さらに、春の最強決定トーナメント「NEW JAPAN CUP(以下NJC)」も開催され、1回戦としてYOSHI-HASHI vs ジェイク・リー、OSKAR vs カラム・ニューマンの2試合が行われる。ヘビー級ならではの迫力に満ちたつばぜり合いに期待が高まる。

 そして「旗揚げ記念日」に花を添えるのが、DRADITIONを率いる藤波辰爾&LEONA親子の特別参戦だ。藤波は1972年の新日本プロレス旗揚げ戦で第1試合に出場した、現役唯一の旗揚げメンバーでもある。御年72歳のレジェンドは生誕の地で、愛息LEONAと共にどのような“炎”を巻き起こしてみせるのか。

 ジュニア2大タイトルマッチ、NJC、そして伝説のドラゴンの帰還。一夜にして団体の歴史を全身で体感できる、至高の創立記念大会となりそうだ。

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