“伊澤星花チャレンジ”岡美紀、想定外の一本負けに涙 プロ初の被弾でパニックに「どうしよう…と」

格闘技イベント「DAYS Presents DEEP JEWELS 52」(2026年2月23日、東京・ニューピアホール)が行われた。第7試合のストロー級 5分×2Rの一戦では岡美紀(伊澤星花チャレンジ)が横瀬友愛(BELVA)に一本負けを喫した。大会後、「正直一本取られて負けるとは思ってなかった」と悔しさをにじませた。

打撃を被弾しプランが狂ったという岡美紀(左)【写真:ENCOUNT編集部】
打撃を被弾しプランが狂ったという岡美紀(左)【写真:ENCOUNT編集部】

「一本取られて負けるとは思ってなかった」

 格闘技イベント「DAYS Presents DEEP JEWELS 52」(2026年2月23日、東京・ニューピアホール)が行われた。第7試合のストロー級 5分×2Rの一戦では岡美紀(伊澤星花チャレンジ)が横瀬友愛(BELVA)に一本負けを喫した。大会後、「正直一本取られて負けるとは思ってなかった」と悔しさをにじませた。

「まさかだった」。普段から指導をするセコンドのCOROも思わず口にした。

 伊澤星花チャレンジ一期生の岡のバックボーンは柔道で高校時代は70キロ級で活躍しインターハイで3位、無差別でも5位の実績がある。将来を期待されている選手のひとりだ。

 そんな新星がこの日の試合では序盤から横瀬の右のオーバーハンドを被弾。ペースをつかまれてしまった。得意かと思われている組みの展開でも後手にまわり、テイクダウンを奪われる場面も。誰が見ても想定外の状況が続いた。

「自分のやりたいことが全然できなくて。そこから修正するっていうことが、全くできなかった。できないままテンパってしまって、本当にやりたいことをできずに終わってしまって、めちゃくちゃ悔しいです」

 オーバーハンドを被弾し続けてしまった。2Rには左目付近が大きく赤く腫れ、出血も見られていた。キャリア2戦目、このような被弾は生まれて初めてだった。試合中はアドレナリンが出ており、痛みは出なかったが脳を揺らされる感覚はあったという。「くるのは分かっていた」パンチではあったが、攻略できなかった。

「自分もパンチを当てたいって思うとガードも下がってしまっていて……。一発目に思いっきりくらって、一気にボーンと腫れた感覚がしました。そこから自分のリズムが崩されてしまって」

 リズムが狂うと、他の部分でもエラーが起きる。それがまさに組みの展開だった。相手のタックルを切ることができずに一度ではなく何度もテイクダウンを許した。セコンドの声は届いているが「どうしよう」と頭の中は混乱した。

「相手のタックルをもっと丁寧に切ることもできてたと思います。でも自分がテンパっちゃってる部分が大きかったのかなって。それこそ対処も遅れてしまったし、『どうしよう』となってる間に寝かされてたり、極めの方に入られてたりしました」

 1Rと2Rの間のインターバルで師匠・伊澤から「もう絶対下がるな」というアドバイスを受けた。2R序盤は、その通りに動けたものの長くは続かなかった。

「最初は前にガンガン行ってたんですけど『ここからどうしよう』と。相手も壁際をしっかり対策してきていて、いつもと全然違うような感じがして修正できなかったです」

 岡も想定外だった一本負け。ヴォンフルーチョークについては「途中から、入ってるなって気付いて、なんかもうちょっと早く対処するべきだったなっていうのは、今考えれば分かるんですけど……」と自分の動きに納得がいっていない様子だった。

 これからを問うと「打撃の時に横向いちゃったりとか、タックルの時もまだ顔背けたりとか、色んな課題は常日頃からあるんです。そこを詰めて練習していくしかないかなと思います」と淡々と語る。

「悔しいです、めちゃくちゃ悔しいです」と言葉をしぼり出した岡の目には涙が溜まっていた。

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