ミセス大森元貴のソロ楽曲、初の映画主題歌に 「難しい題材でした」と苦労も監督は絶賛
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が書き下ろしたソロ楽曲『0.2mm』が、2026年3月27日公開の映画『90メートル』の主題歌に決定したことが5日、発表された。大森がソロ名義で映画主題歌を担当するのは本作が初となる。

主題歌『0.2mm』使用の本予告映像も解禁
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が書き下ろしたソロ楽曲『0.2mm』が、2026年3月27日公開の映画『90メートル』の主題歌に決定したことが5日、発表された。大森がソロ名義で映画主題歌を担当するのは本作が初となる。
『90メートル』は、釜山映画祭の企画ピッチングプログラム「Asian Project Market 2024」にて企画と脚本が高く評価され、ARRIアワードを受賞したオリジナル作品。直木賞作家・朝井リョウ氏の連作短編小説『少女は卒業しない』で商業長編映画デビューを果たし、『か「」く「」し「」ご「」と「』でも高い評価を受けた中川駿氏が監督を務める。母親を看病した自身の経験をもとに、母と息子の関係を重ね合わせた半自伝的な物語として映画化された。
難病を抱える母・美咲と2人で暮らす高校3年生・藤村佑を演じるのは山時聡真。スタジオジブリ作品『君たちはどう生きるか』で主役声優を務め、ドラマ『ちはやふる―めぐり―』など話題作への出演が続く山時が、進学という将来の希望と母のそばを離れられない現実の狭間で揺れる等身大の主人公を体現した。母・美咲役には菅野美穂が名を連ね、難病と向き合いながらも息子の未来を願う母親の姿を演じている。さらに、西野七瀬がケアマネジャー・下村香織役、南琴奈がバスケ部マネジャー・松田杏花役、田中偉登がバスケ部員・大平翔太役で出演する。
本作の主題歌に起用された『0.2mm』は、大森が映画のために書き下ろしたミドルテンポのバラードで、26年2月24日にリリースされる1st Mini Album『OITOMA』に収録される。映画を鑑賞した大森は、「映画だけど現実的で、強さのある作品だと思いました。その強さには胸が締め付けられる瞬間もありましたが、それも含めてどうしたらリアルに届くのか、ということを試行錯誤した映画なんだろうなと感じました。多くの人が自分の人生と照らし合わせて自分ごととして感じる部分があると思います。月並みな表現になりますが、とてもとても素敵でいい映画です。そしてどんな選択にも痛みが伴うということを映画を観て改めて思い知りました」とコメントしている。

続けて、「主題歌をどう書こうかと悩むほどの難しい題材でした。映画を美談にするのも、説教臭くさせるのも、主題歌の影響がすごくあると思ったので、率直に感じたことを、香ってきた、吹いてきた何かを音にすることに尽力しました。ほんの少しだけ風が吹くように、少しだけ背中が押せればいいなという気持ちで作りました」と楽曲に込めた思いを語った。
佑役の山時は主題歌について、「初めて聴いたとき、曲が流れ始めた瞬間に涙がこぼれました。それまでこらえていた分まで一気に溢れ出すようで、心にそっと寄り添われるような心地よさと、深い安心感がそこにはありました。この楽曲には物語のすべてが詰まっているように感じられ、本編を観終えたあと、背中をさすってもらいながら一緒に振り返る時間を与えてくれる、そんな一曲です」と述べ、「『90メートル』は、僕の10代の中で最も悩みながら向き合った、ある意味で10代の集大成とも言える作品です。その本当に大切な作品の主題歌を大森さんが担当してくださり、作品という宝物に加えて、もう一つの宝物を受け取ったような気持ちになりました」と喜びを明かした。
美咲役の菅野も、「楽曲を聴かせて頂いた時、優しさに心震えました。映画に寄り添ってくださいながらも、大森さんらしい、人生を肯定してくださる世界観で、はじまりはいつもと少し違う歌い方をなさっているのかな? と感じ、やがて優しく前向きで力ある唄声に、希望あるエールを受け取る様な気持ちになりました」とコメントを寄せている。
中川監督は、「『0.2mm』を実際にエンドロールに当ててみた時、作品全体の魅力が格段に上がったように感じました。曲を聴いている間、かつて当たり前だった親子の日常が目に浮かぶようで、だからこそ、現在の佑と美咲の不器用な姿がより切なく、より愛らしく感じられるようになったのだと思います」と語り、「映画と主題歌の魅力が上手く重なり合った時に生まれる相乗効果の力を改めて感じさせられる作品になりました。是非たくさんの方に、特に普段は気恥ずかしくて素直になれずにいる親子に、この作品をご覧いただきたいと思います」と思いを明かした。
なお、主題歌入り本予告映像も併せて解禁となっている。
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