『THE SECOND』来年も開催決定 東野幸治が司会続投、周囲からの質問攻めに「正直ちょっとしんどかった」
“結成16年以上”の漫才師たちによる賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2026』が来年5月に開催されることが28日、発表された。第4回大会も「グランプリファイナル」がフジテレビ系のゴールデンタイムに生放送されるという。

12月1日よりエントリー受付開始
“結成16年以上”の漫才師たちによる賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2026』が来年5月に開催されることが28日、発表された。第4回大会も「グランプリファイナル」がフジテレビ系のゴールデンタイムに生放送されるという。
『THE SECOND~漫才トーナメント~』は23年にスタートした、フジテレビ主催の漫才賞レース。結成16年以上の漫才師のみが出場可能で、賞レースに挑戦する機会を得られなかったベテラン芸人たちに“セカンドチャンス”を提供するというコンセプトのもと、過去3大会が開催されてきた。
第4回大会でも、これまでと同様に、東京・大阪の2会場で実施される「選考会」を経て、上位32組が本戦へと駒を進める。続く「ノックアウトステージ32→16」「ノックアウトステージ16→8」は、1対1の“タイマン形式”で勝敗を競う形式で行われ、勝ち抜いた8組が「グランプリファイナル」で激突。優勝者には、『THE SECOND』第4代王者の称号が授けられる。
これまでの大会では、初代王者・ギャロップ、2代目王者・ガクテンソク、3代目王者・ツートライブらが活躍し、注目を集めた。特に第3回大会では史上最多となる140組がエントリーし、1月~4月にかけて熱戦が繰り広げられた。決勝では囲碁将棋とツートライブが激突し、結成18年目のツートライブが見事優勝。グランプリファイナルの模様は、5月17日に4時間を超える生放送で届けられ、SNS上では「#ザセカンド」「#THESECOND」「#ツートライブ」など関連ワードがトレンド入りを果たした。
番組公式によると、今大会のエントリー受付期間は25年12月1日から26年1月6日まで。応募条件は、「結成16年以上(2010年12月31日以前に結成)」「プロであること」「全国ネットの漫才賞レース番組で優勝していないこと」などが設定されており、即席ユニットでの出場は不可。また、前回大会のファイナリスト7組には「ノックアウトステージ32→16」からのシード権が与えられる。出場スケジュールや詳細は、公式サイトおよびSNSで随時発表される。
過去大会同様、司会を務めるのは東野幸治と同局の宮司愛海アナウンサー。さらに“ハイパーゼネラルマネージャー”の有田哲平(くりぃむしちゅー)、“スペシャルサポーター”の博多華丸・大吉らが参加し、漫才師たちの挑戦を盛り上げる。
東野のコメントは下記の通り。
――『THE SECOND』第4回大会の開催が決定しました。今の率直な感想をお聞かせください。
「僕の周りにいる中堅芸人のみなさんは、日頃から『THE SECOND』のことが気になってるみたいで、“来年はもうやらないんですか?”とか、“結局あるんですよね?”とか、会うたびに聞いてくるんですよ。でも僕は、本当に何も知らなかったから、ずっと“知らん!”と言い続けていて。正直ちょっとしんどかったんですよね。だから“スッキリした”というのが、率直な気持ちです。これでやっと質問攻めにあわずに、心静かに暮らせます(笑)」
――前回の第3回大会を振り返って、特に印象に残っているファイナリストは。
「対戦カードで言うと、金属バットと囲碁将棋(※グランプリファイナル準決勝・第1試合)は、すごく印象に残ってますね。でも、みなさん本当に素晴らしくて。はりけ~んずなんか、グランプリファイナルに出てから、えらい元気になって、顔の血色も良くなったってうわさも聞きますし(笑)、吉田たちもね、昔はコンビ仲があんまりよくなかった、みたいな話をちらっと聞いたりしてたんですけど、『THE SECOND』以降は、2人で仲良く髪の毛を染めたりして(笑)、楽しく漫才をされているそうですから。『THE SECOND』って本当にいい大会だなと、つくづく思います(笑)。あとはやっぱり、(ザ・)ぼんち師匠ですよね。ものすごいエネルギーを感じました。(ぼんち)おさむ師匠や(里見)まさと師匠と同世代の芸人さんたちが、前回のザ・ぼんちの漫才に触発されて、“俺たちも一丁やってみるか”って、来年の大会に出てきてくれたりしたら、われわれとしてはうれしい限りなんですけどね」
――東野さんが思う、お笑い界における『THE SECOND』の功績は。
「中堅やベテランと言われる漫才師の方々にとっては、“気合を入れ直す場”になっている……というか、そうなっていたらいいなと僕は思ってるんですけどね。若手の頃は賞レースで結果が出せなかったけれど、今もう一度改めて、コンビで、トリオで、チームで一生懸命漫才に打ち込みたい、大舞台で漫才がしたい、という芸人さんがいたら、ぜひ『THE SECOND』を利用してほしいんです。漫才人生の折り返し地点で、もう一回ガソリンを入れて、後半の漫才人生を走り抜けていってほしいなと」
――今回エントリーを考えている結成16年目以上の漫才師の方々に、エールを贈るとしたら。
「繰り返しになりますけど、もう一度、本気で漫才に向き合いたいと思っている芸人さんには、ぜひ挑戦していただきたいですし、過去に出たことがあるけど、結果に今ひとつ納得が行ってない(笑)、そういう芸人さんにもぜひ出ていただいて、リベンジしてほしいです。グランプリファイナルでは生放送中にネタを3本やらなきゃいけないとか、かなり大変な賞レースではあるんですが、見事優勝すれば、生活がめちゃめちゃ激変する……とは行かないまでも、明るい日常がやってくることはお約束します(笑)」
――では最後に、2026年の第4回大会の開催を楽しみにしているファンのみなさんへ、メッセージをお願いします。
「『THE SECOND』が、どうやら来年も開催されるそうでございます(笑)。毎年『THE SECOND』を温かく見守ってくれているお笑いファンのみなさん、もしよかったら今回も、選考会、ノックアウトステージと、全ステージを見ていただければと思います。そして、そのときはぜひ、グランプリファイナルの生放送の審査員席に座ることを想定して、採点の練習もしておいてください(笑)。果たして、来年はいったいどんな漫才師が優勝するのか、みなさん、私と一緒に大いに楽しみましょう!」
あなたの“気になる”を教えてください