川口春奈、柴咲コウと共演で刺激「表情ひとつで空気が変わる」 週刊誌記者役で新境地
俳優の川口春奈がABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』(11月19日スタート、水曜午後10時、全6話)で、週刊誌記者役に挑んだ。芸能事務所と週刊誌の72時間の攻防を描く社会派エンターテインメントで、主人公・咲(柴咲コウ)と対峙する週刊誌記者・奏を演じる。クライマックスの撮影では緊張したという川口が思わず取った行動とは?

ABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』で記者役
俳優の川口春奈がABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』(11月19日スタート、水曜午後10時、全6話)で、週刊誌記者役に挑んだ。芸能事務所と週刊誌の72時間の攻防を描く社会派エンターテインメントで、主人公・咲(柴咲コウ)と対峙する週刊誌記者・奏を演じる。クライマックスの撮影では緊張したという川口が思わず取った行動とは?(取材・文=平辻哲也)
「記者という職業はほとんど知らない世界でした。これまで演じてきたキャラクターとも違っていて、奏は闇を抱えながらも自分の正義や信念を貫いていく強さがある人。はつらつと元気いっぱいというより、葛藤を抱えながらも信念を出していく。その強さを演じるのは楽しかったです」
役を通じて、記者という仕事の重みも実感したという。
「すごく責任のある仕事だと思いました。何を書いて何を伝えるかで、人々の価値観や社会情勢さえも変えてしまう。だからこそ情熱や追求心が必要で、『暴きたい』という強い気持ちが根底にある。その重さを役を通して感じました」
物語のクライマックスを飾るシーンは、川口にとっても忘れられない撮影となった。
「最後のシーンは本当にセリフが多くて、大勢の人の前での場面だったので、いい意味で緊張しました。物語の集大成であり、自分にとっては最終日の撮影でもあったんです。最初と最後で関係性も価値観も全く変わった2人が、一緒に同じ方向に向かって訴える。その瞬間はすごくしびれました」
ただ、その緊張は尋常ではなかった。川口は本番直前、思わぬ行動に出た。
「本当に緊張してしまって。普段はコンタクトレンズを入れて、バチっと見えるようにしているんですけど、『ちょっとボケてるくらいの方が落ち着く』と思って、途中でコンタクトレンズを外しました。過敏になりすぎると周りの動きや音が気になって集中できなくなるので。監督から『頭からお尻まで一気に通してみよう』と言われたときは正直『いやいやいや!』と思いましたけど、なんとかやり切れました」と笑いながら振り返る。
主演の柴咲との初共演については、刺激を受けたという。
「現場でのあり方にすごく刺激を受けました。オンとオフの切り替えがなく、常に自然体で誰にでもフラット。大変な現場でもそれを感じさせず、やるべきことを淡々と積み重ねていく。自然体でいる姿に影響を受けましたし、役の上では最初は敵対関係ですが、表情ひとつで空気が変わるのを間近で感じました」
それは川口自身が大切にしている姿勢とも通じる部分がある。
「意識してというより、ルールや形にはめすぎると自分の良さが出ない気がするんです。柔軟性を持って、決めすぎず固めすぎずいる方がパフォーマンスも高くなる。まだ模索中ですが、自然体でいることは自分にとって大事だと思います」
まだ完成映像は見ていないが、川口は胸を張る。
「見る人が何かを問われるような作品になっていると思います。芸能界や週刊誌の裏側を描いていてゾクゾクする面白さもあります」
『スキャンダルイブ』は、芸能界の光と影をリアルに描き出す意欲作。川口が、柴咲との初共演でどんな化学変化を見せるのか。
□川口春奈(かわぐち・はるな)1995年2月10日生まれ、長崎県出身。2007年、雑誌『ニコラ』のオーディションでグランプリを獲得。翌年、フジテレビ系連続ドラマ『東京DOGS』(09年)で俳優デビューした。12年には映画『桜蘭高校ホスト部』で映画初主演。22年にはエランドール賞新人賞を受賞。以降、ドラマや映画のみならずYouTubeなど活躍の場は多岐にわたる。近年の主な出演作には、映画『九月の恋と出会うまで』(19年)、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(20~21年)、映画『極主夫道 ザ・シネマ』(22年)、フジテレビ系連続ドラマ『silent』(22年)、映画『マイ・エレメント』(23年/声の出演)など。
スタイリスト:緒方なぎさ(サブレットプラージュ)
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