藤木直人、将棋アマ初段免状を授与も「どちらかというとルービックキューブの方が得意」
ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』で元棋士の藤堂成悟役を務める俳優の藤木直人が17日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた将棋のアマ初段免状授与式に出席した。

「これからも“と金”を目指して頑張ります」と意気込み
ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』で元棋士の藤堂成悟役を務める俳優の藤木直人が17日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた将棋のアマ初段免状授与式に出席した。
藤木はドラマの取材時に麻雀プロで将棋のプロ棋士でもある鈴木大介九段と対談し、詰将棋を披露。それをきっかけに、鈴木九段が藤木の腕前に注目して将棋連盟に直談判した。その結果、晴れて今回の免状の授与となった。
藤木は「3年近く前から麻雀のMリーグを熱心に見ていて、それから鈴木九段の本を買って、今回、役作りをしました。僕は、父親に小学校の時に詰将棋をやらされていて、たまたま、その日は調子が良かったので、すっと解けたら、鈴木九段から『初段の腕があります』と言われました。リップサービスだと思うのですが、もらえるものはもらいたい。このように初段をいただけてうれしいです」と笑顔でその経緯を語った。
記者からの「初段をもらって、何か目標はありますか」という質問には、藤木が「人前では将棋を指さないようにしたいと思います」と笑いを誘いつつ、「うちで詰め将棋はやっているので、その腕だけは磨いていこうと思っています」と抱負を語った。
続けて、「麻雀は運の部分もあるので、初心者が上級者に勝つことができるのですが、将棋は思考回路が見透かされるので怖いですね」と実感を込めて、将棋の難しさを言い表していた。
加えて、藤木は「どっちかというとルービックキューブの方が得意なんです。一応、僕は目隠しでもそろえられるんです。この間、テレビで披露したんですが、オンエアされるときに騒がれるかと思ったのですが、一切ニュースにならず、まだまだだなと思いました」とエピソードを明かしていた。
また、「好きな駒はなんですか」という質問に藤木は「もちろん大駒は好きですけど、自分は“歩”だと思っています。一歩一歩しか進めない。それでもいつか“と金”になれるんじゃないかと、夢だけ持って……今年は芸能生活30周年という年だったんですが、“と金”を目指して、これからも頑張ります」と誓った。
同作は、天才棋士の父・彰一(中村獅童)に見捨てられた飛鳥(のん)が、将棋で復讐(ふくしゅう)を試み、突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。飛鳥は藤堂とその恋人・礼子(倉科カナ)に支えられながら、「史上初の女性棋士」を目指す。
