仲野太賀「この映画は僕の代表作になる」 クランクイン前に確信の主演映画が完成
俳優の仲野太賀が12日、都内で行われた「第42回ぴあフィルムフェスティバル」のトークショーに登壇した。石井裕也監督のオリジナル脚本による映画「生きちゃった」で不器用な主人公・厚久を演じた仲野は「『大切なことは言わなきゃいけない』ということを厚久の人生を通して改めて感じてもらえれば」と作品を紹介した。
「これがダメだったら…」と並々ならぬ思いで臨む
俳優の仲野太賀が12日、都内で行われた「第42回ぴあフィルムフェスティバル」のトークショーに登壇した。石井裕也監督のオリジナル脚本による映画「生きちゃった」で不器用な主人公・厚久を演じた仲野は「『大切なことは言わなきゃいけない』ということを厚久の人生を通して改めて感じてもらえれば」と作品を紹介した。
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クランクインする前から「この映画は僕の代表作になる」と断言していたという仲野。敬愛する石井監督からのオファーだったことや、「普段、石井監督が感じていることや表現したいと思っていることを、忖度なしでこの脚本にぶつけていることがわかった。今まで映画に対して抱いていた憧れや期待が宿っている気がした」とその確信の理由を明かし、「これがダメだったら、僕がいち俳優として臨んでいることやこだわりが揺らいでしまうようなオファーだった」と並々ならぬ思いを口にした。
映画「今日から俺は!!」など話題作に続々と出演し、ますます注目を集めている仲野は「暗いことが続いていく中で日常を忘れるようなエンタメ作品も映画の力だと思います」とした一方で、「自分たちが生きている実感をもう1回感じさせてくれるのも映画の側面。とても悲しいことが連続で起こる壮絶な映画になっているけど、見てくだされば生きることの力強さを感じられる。たくさんの方に届けばいいなと思っています」と話し、映画をアピールした。
映画「生きちゃった」は10月3日よりユーロスペース他にて全国公開(配給:フィルムランド)。