【DOPE】開始18分でまさかの展開 伊藤淳史「抗議したいです(笑)」…視聴者に「どこかで思い出して」

King & Princeの高橋海人と俳優の中村倫也がダブル主演を務める、TBS系連続ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』(金曜午後10時)の第1話が4日に放送され、伊藤淳史が演じる山口始の衝撃的な展開が描かれた。そんな山口を演じた伊藤が、山口がどんな思いで特捜課を設立したのか、伊藤が欲しい異能力などを語った。

『DOPE 麻薬取締部特捜課』に出演する伊藤淳史【写真:(C)TBS】
『DOPE 麻薬取締部特捜課』に出演する伊藤淳史【写真:(C)TBS】

伊藤淳史が演じる山口始に衝撃展開

 King & Princeの高橋海人と俳優の中村倫也がダブル主演を務める、TBS系連続ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』(金曜午後10時)の第1話が4日に放送され、伊藤淳史が演じる山口始の衝撃的な展開が描かれた。そんな山口を演じた伊藤が、山口がどんな思いで特捜課を設立したのか、伊藤が欲しい異能力などを語った。

 本作は木崎ちあき氏の同名小説を原作に、謎に包まれた新型ドラッグ「DOPE」がまん延する近未来の日本が舞台。新人麻薬取締官・才木優人(高橋)と、型破りな不真面目教育係・陣内鉄平(中村)の正反対のバディがDOPEによって巻き起こる不可解な事件の解決に挑んでいくストーリー。第1話では、伊藤が演じる山口始が才木を特捜課に連れて行った矢先、DOPE服用者、通称「ドーパー」による人質立てこもり事件が発生した。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

――脚本を読んだ時の第一印象は?

「すごくエンターテインメント性のあるドラマだと感じました。ドキドキワクワクする展開で、異能力という非現実的な要素をリアルに見せてくれていますよね。さらに、そこに山口のような現実的で真っすぐな人物が関わることで、よりドラマとしてのバランスが取れているなと思いました」

――山口の発案で特捜課が作られたという設定。彼はどんな思いで設立したと思うか?

「異能力の恐ろしさや、『DOPE』がまん延している現状への危機感を強く抱いているのと同時に、DOPEを服用してしまった人たちにも寄り添おうとする、そんな正義の強さから設立に至ったのかなと思いました」

――「(ドーパーを)殺さず逮捕です。DOPEの入手経路を突き止める必要があります」というセリフも印象的。

「強い正義感を持ちつつも、今起きている事件のその先を見据えていることが分かるシーンだと思いました。とはいえ早々に亡くなってしまいましたけど(笑)、山口のような“分かりやすい正義”を持ったキャラクターが最初に描かれることで、作品全体の軸がしっかりする。視聴者にも伝わりやすくて、物語が進む土台になると思いました」

――才木を守るような行動も、山口らしい。

「自分で才木を特捜課に呼んだ手前の責任感もあったと思います。でも、才木は未来が見えていたわけですから、逃げればよかったのにとも思いますけど(笑)。ただ、山口のような強い信念を持った人物が去ったことで、残された特捜課のメンバーが「なんとしても」と奮起するきっかけになればいいなと思います」

――そのシーンの撮影はどんな様子だったのか?

「CGチームやアクションチーム、監督など、スタッフの皆さんから『こういう動きで、ここで火が出て……』みたいな説明を受けて、何もない状態での撮影だったんですね。出来上がった映像を見た時は撮影現場では知らなかったCGも入っていましたし、『火の感じがすごいな!』と驚きました」

――その中で、衝撃的な山口の退場劇が待ち受けていた。

「そうなんですよね。ここで山口は亡くなってしまうので、僕はもう出てこない可能性がある。プロデューサーの長谷川さんいわく、開始18分での退場らしく、もうちょっと出してほしかったと抗議したいです(笑)。視聴者の皆さんには、山口という正義感の強い人がいたことを頭の片隅にでも置いておいてもらえたらうれしいです」

共演者の印象を語った【写真:(C)TBS】
共演者の印象を語った【写真:(C)TBS】

「どこかで思い出してもらえたら…」

――高橋海人さん、中村倫也さんの印象は?

「2人で番宣映像の撮影をしている様子を見て、すごく仲が良さそうで、友達みたいな雰囲気を感じました。中村さんが年上として高橋くんを見守っている感じも伝わってきて。高橋くんは、穏やかで笑顔が素敵な人。きっとその笑顔で撮影現場の雰囲気も明るかったと思います。僕自身はあまりご一緒できなかったのが残念です」

――アクションも本作の見どころかと。

「まだあまり映像で見ていないのですが、かなりハードだという話はうわさで聞いています。なので、僕も視聴者の皆さんと一緒に、今後の展開を楽しみたいと思っています」

――もし異能力が1つ手に入るなら、どんな力が欲しい?

「間違いなく『一度読んだだけでセリフを覚えられる能力』ですね(笑)。年々覚えるのが大変になってきて、『こんなに時間かかったっけ?』と思います。家には子どもたちもいるので覚える環境も変わりましたが、なかなか集中して覚えられなくて。あとは、共演者の顔の真ん中にプロンプターみたいにセリフが表示されたらいいですよね(笑)」

――では最後に、視聴者の皆さんにメッセージを。

「僕自身も先の展開を知らないので、視聴者の皆さんと同じ温度でオンエアを楽しみにしています。スタッフやキャストが本当に素晴らしくて、間違いなく最高の作品になると思います。ぜひ『DOPE』の世界観にどっぷり浸っていただいて、最後まで一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。山口という人物がいたことを、どこかで思い出してもらえたら……そしてまたどこかで出てこられたらいいな、と密かに願っています(笑)」

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか

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