二郎系の「ノリがダメ」 独特の空気感に永野が言及「なんで武道みたいなノリなの?」

お笑い芸人の永野と、お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまが25日、テレビ朝日系『永野&くるまのひっかかりニーチェ』(水曜深夜1時58分)に出演。人気の“二郎系ラーメン”について持論を展開した。

永野【写真:ENCOUNT編集部】
永野【写真:ENCOUNT編集部】

テレビ朝日系『永野&くるまのひっかかりニーチェ』

 お笑い芸人の永野と、お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまが25日、テレビ朝日系『永野&くるまのひっかかりニーチェ』(水曜深夜1時58分)に出演。人気の“二郎系ラーメン”について持論を展開した。

 番組では、「家の近くのコンビニでポテトチップスを買うと、いつもお箸をつけてもらっているのですが、いつの間にか勝手につけてくれるようになりました。他にも、いつも通っている、いわゆる二郎インスパイア系のお店で、自分のトッピングはもうこっちが何も言わなくても、店員さんから『ヤサイ・カラメね』と言ってきます、これにも恐怖を感じます。もっと機械的に接客してほしいです」といった視聴者からの投稿を紹介した。

 これについて、くるまは「大体、こういう系の文句を言ってる人って、そっちが目立ってるだけ」と一蹴。「めっちゃオシャレしてる人に限って言うじゃないですか。見られるだろ、そんなにズタズタなジーンズ履いてたら」と述べ、「二郎もそう。機械じゃないですか。何も言ってないけど『ヤサイマシ・カラメね』みたいなことをやるのが美徳としてるじゃん。この二郎の空気は」と続けた。

 この発言には、永野も「そうなのよ」と同意。「あんま悪く言うのもあれですけど……」と前置きの後、「1回しか行ったことないんですよ。このノリがダメ。受け付けなかったんですよ。なんで武道みたいなノリなの?」と首を傾げた。

 これにスタジオが爆笑すると、永野は「ラーメン食うだけで並んでるのに『武道である』って並んでるじゃん、あの人たち」と発言。「で、あっち(店主)もなんか師範みたいにこうやるじゃん」と腕を組む仕草を見せ、「ラーメン作ってるだけなのに」と言い放った。

 一方で、同じく共演のテレビ朝日アナウンサー・三谷紬は二郎系ラーメンが「好き」とのこと。「量は食べれんの?」との質問には「私は麺を3分の1にして、野菜をちょっと足すとかしてます」と答え、永野が「そんな繊細なことをやってくれんだ? 師範は」と驚くと、「師範としては、おいしく食べてもらうことが一番なんですよ、たぶん。だから、残すとかして欲しくないから、だったら自分でちゃんと申請してねっていう」と独自のシステムを説明した。

 これを受け、くるまは「師範ビジネスがね、ホント素晴らしいと思うんですよ、逆にオレは」とひと言。「あえて『接客はいい方がいい』っていうのをひっくり返して、こっちに惹きつけさせて」と分析した。

 また、くるまは「日本人の大多数の武道へのあこがれ。二郎に並んでるやつって、見たら大体ほぼ文化系みたいなやつ」と断言。「いるんですよ、マッチョで好きな人も」とフォローを入れつつ、「白くて細くて、どこかで体育会系にあこがれがある人というか、武道の感じをやりたいんですよ。で、二郎に行ったことで『僕も漢になったんだ!』って」と熱弁した。

 これに永野が「ニルヴァーナ世代というか、アンチ・マッチョイズムで生きてるんで、二郎っていうのは、もうマッチョに見えるんですよ」とうなずくと、くるまは「マッチョになりたいやつと、うまいことマッチングされてるサービスなんですよね」とコメント。「ラーメンって、ベンチプレスとか走ったりすることよりは、すっごい頑張れば食べれるじゃないですか」と例を挙げ、「でも、重い物を持ち上げるのは頑張ってもできないじゃないですか。手の届く範囲のギリギリの努力なんですよ、大食いって。それが二郎なんですよ」と語った。

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