【電波生活】『旅サラダ』大仁田美咲アナ、食レポ技術向上の驚きの舞台裏 人気漫画を「全巻読みました」

ABCテレビ制作のテレビ朝日系旅番組『朝だ!生です旅サラダ』(土曜午前8時)の人気コーナー「日本縦断コレうまの旅」を担当し、元気で明るいキャラで視聴者を魅了する大仁田美咲アナウンサー。2023年に新人アナとして番組に加入し、おいしい物を訪ねて全国を旅する中、ぐんぐんと食レポのスキルを上げた。特に日本酒の紹介と飲みっぷりの良さは視聴者を朝から飲みたい気分にさせるほど。大仁田アナに食レポの舞台裏や日本酒との出会い、さらに将来の夢も語ってもらった。すると意外な話、大仁田アナらしさを感じる話など興味深い話が次々に飛び出した。

大仁田美咲アナウンサー【写真:(C)ABCテレビ】
大仁田美咲アナウンサー【写真:(C)ABCテレビ】

『朝だ!生です旅サラダ』で日本縦断コレうまの旅担当 SAKE DIPLOMAの資格も

 ABCテレビ制作のテレビ朝日系旅番組『朝だ!生です旅サラダ』(土曜午前8時)の人気コーナー「日本縦断コレうまの旅」を担当し、元気で明るいキャラで視聴者を魅了する大仁田美咲アナウンサー。2023年に新人アナとして番組に加入し、おいしい物を訪ねて全国を旅する中、ぐんぐんと食レポのスキルを上げた。特に日本酒の紹介と飲みっぷりの良さは視聴者を朝から飲みたい気分にさせるほど。大仁田アナに食レポの舞台裏や日本酒との出会い、さらに将来の夢も語ってもらった。すると意外な話、大仁田アナらしさを感じる話など興味深い話が次々に飛び出した。(取材・文=中野由喜)

 まず新人ながら人気番組に抜擢された当時の心境から聞いてみた。

「子どもの頃から『旅サラダ』が大好きでしたので、アナウンサーとしてデビューした翌日(23年7月6日)、部長に呼ばれて担当になったと言われた時、『分かりました』と平静を装って返事をしました。でも、うれしくてニヤニヤしてしまったのを覚えています。ただ私、人見知りで知らない人に話しかけるのが苦手でしたので、うれしい半面不安もありました」

 正直に語る姿に好感をもてる。ただ人見知りだったとは意外。それでもアナウンサーを目指したのはなぜか。

「昔からクラシックバレエをやっていましたので人前に立つことに苦手意識はありませんが、話すとなると一気に緊張するタイプでした。それを変えたいと思いミスコンに挑戦し、人前でスピーチする経験をへて話すことが好きになり、アナウンサーという仕事に魅力を感じるようになったんです」

 食レポの上達ぶりには目を見張るものがある。メロンを食べて「口の中がメロンの海」など大仁田ワールドを展開する。人知れず努力しているに違いない。

「一度、思いついたことを番組で言ったらスタジオの皆さんが笑ってくださったんです。誰かが笑顔になるならと、そこから思いついた言葉をどんどん言おうと思ったのが一つです。あと、共演者の勝俣州和さんが私の食レポをその都度、すぐ横で評価してくれるんです。『今のいいじゃん』『ホームラン級』とか逆に『ボテボテのゴロだな』とか野球でたとえられることが多いです。フィードバックをすぐにもらえるのはありがたい環境です。勝俣さんからは挑戦を恐れず『ちゃんとバットを振りにいけ』といつも言われます。『遠慮して見逃し三振するな』、失敗してもみんなで何とかするからと。だから安心してリポートできる気がします」

 美しく、時にユニークな食レポに感性の豊かさを感じる。

「言葉少ないタイプでしたが、この仕事をするようになって、今はいろんな人に話しかけることも平気になりました。番組を担当して1年ぐらいしたら、訪ねたお店の人とコミュニケーションをとれるようになり、おいしい理由を聞き、自分の中で消化し、知識が蓄積していったのかもしれません。お店の方にお話をと思ったのも、勝俣さんと一緒にロケに行ったことがきっかけです。勝俣さんは撮影後もずっとお店の人と話しているんです。そこで自分では気付けなかったおいしさに気付き、得た知識が次のロケで生かされる。勝俣さんは食レポの師匠のような存在です」

 まだスキルアップの秘密はまだあった。陰の努力、向上心を感じる。

「漫画の『美味しんぼ』を全巻読みました。アニメも全部見ました。他のグルメ番組も見てしまいます(笑)」

 続いてリポートが一段と冗舌になる日本酒について尋ねてみた。日本酒が好きになったきっかけは?

「日本酒好きは両親の影響です。私が20歳になった20年はコロナ禍でしたので、外に飲みに行けず、家でほぼ毎日、家族で宴会をしていたんです。その時、勧められて日本酒を飲んだのがきっかけです。子どもの頃から日本酒に合うようなイカの塩辛やつぶ貝わさびなどが大好きで、大人になって日本酒と一緒に食べたら今まで以上においしく感じたんです。日本酒すごい!と思いました。日本酒は料理を一層おいしくする力があると思います」

 日本酒にまつわるエピソードを尋ねるとちょっと驚きの話が…。

「昨日数えたら自宅の冷蔵庫に4合瓶の日本酒が20本入っていました。冷蔵庫の中はほとんど日本酒が積まれて余ったすき間に野菜とかを詰め込んでいます(笑)。冷蔵庫自体が日本酒セラーみたいな状態です。番組で行ったロケ先で絶対にその土地のお酒を数本買いますのでどんどん増えていきます」

ほぼ毎晩晩酌「お休みの前の日本酒は多い時で6合くらい」

 晩酌はするのだろうか。

「ほぼ毎晩です。日本酒はお休みの前の日とかに週1回でしょうか。他の日はワインやビールです。お休みの前の日本酒は多い時で6合くらい、翌日が仕事の時は2合くらいです。でもヘロヘロになることはないです」

 番組では食べる専門だが、料理の腕前も聞いてみた。すると“肉食系”の気配が…。

「得意料理はローストビーフです。実は学生時代に焼肉割烹でアルバイトをしてお肉を焼く担当をしていました。そこでお肉のおいしい焼き加減を学んで家で再現しています。プロ直伝のローストビーフです。あとは日本酒に合う肉豆腐も得意です」

 将来の夢を聞くと大仁田アナらしい話になった。

「人生の最終目標はおいしいお料理とお酒を出す小料理店をやりたいと思っています。定年後、『旅サラダ』で出会ったおいしい物やおいしいお酒を取り寄せて提供するようなお店をやりたいです」

 最後に将来の伴侶の条件も尋ねた。

「結婚相手の第一条件はお酒が好きかどうかです。好きなお酒の種類は何でもよく、飲める量が少なくても大丈夫です。好きかどうかが第一関門です。一緒に楽しく飲める人がいいですね」

□大仁田美咲(おおにた・みさき)2000年9月23日、兵庫県生まれ。6歳まで兵庫県で暮らし、その後大阪に。幼少期から高校までクラシックバレエに情熱を注ぐ。23年に神戸大卒業後、朝日放送テレビにアナウンサーとして入社。同年9月にフランス留学する東留伽アナの後任として『朝だ!生です旅サラダ』に加入(ABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週土曜午前8時から放送中。TVerでも無料配信)。日本酒が好きで「SAKE DIPLOMA」(酒ディプロマ)の資格も持つ。学生時代の20年には全国の大学生や専門学校生を対象にしたコンテスト「ミスユニバーシティ」で準グランプリに。趣味は料理、映画鑑賞。血液型A。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください