柴田恭兵、社長の一言で「もうカチンときた」 『あぶない刑事』映画化の裏話を回想

俳優の舘ひろし(75)と柴田恭兵(73)が21日、東京・丸の内TOEIで行われた、『あぶない刑事』上映後舞台あいさつに登壇した。舘は、石原裕次郎さんとの思い出を語った。

舞台あいさつに登壇した舘ひろし(左)と柴田恭兵【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した舘ひろし(左)と柴田恭兵【写真:ENCOUNT編集部】

87年12月に公開された作品

 俳優の舘ひろし(75)と柴田恭兵(73)が21日、東京・丸の内TOEIで行われた、『あぶない刑事』上映後舞台あいさつに登壇した。舘は、石原裕次郎さんとの思い出を語った。

 丸の内TOEIでの思い出を聞かれた柴田は「ここではなかったんですけども、当時の社長が『柴田くん、この映画はようわからんの。これヒットする?』っておっしゃったんです。もうカチンときました。社長にわかりやすい映画はヒットしません!」とジョークを交えて語り、会場の笑いを誘った。

 映画『あぶない刑事』は、1986年10月から87年9月末まで放送されたテレビシリーズ終了から約3か月後の87年12月に公開された作品。約38年前の出来事となる。

 映画化の話を聞いた当時の心境について、舘は「僕はテレビシリーズ、ずっと続けるつもりだったので、早く終わっちゃったなんて思って。でも、『あぶない刑事』が公開された年に石原裕次郎さんが亡くなったんです。石原さんの家にチケットとパンフレットを持って『社長、今日公開でした。お客さんいっぱい入りましたよ』って報告したのを覚えています」と振り返った。

 柴田も、「果たしてテレビのドラマが映画になった時にちゃんと伝わるのかなっていう、ちょっと不安があったんです。ある時、こっそりお客様を気づかれないように見たことがあったんです。その時はとてもうれしかったし、もっとやっていいんだって。次、映画があったら、いっぱい何でもやってやろうっていう風に感じたのは覚えています」と当時の思いを語った。

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