ネットドラマで好演 アントニーが家賃18万円アップ公表も共演芸人ツッコミ「そんなに売れてました?」
お笑いコンビ・マテンロウのアントニーが16日、日本テレビ系『大悟の芸人領収書』(月曜午後11時59分)に出演。引っ越しを決意した後の悲劇を語った。

地面師役で注目
お笑いコンビ・マテンロウのアントニーが16日、日本テレビ系『大悟の芸人領収書』(月曜午後11時59分)に出演。引っ越しを決意した後の悲劇を語った。
アントニーは東京NSC15期生で、大トニーとコンビを結成。芸歴は16年目となるが、「ここ数年、特に何もいいこともない」そうで、「やっぱり吉本ってこう(浮き沈みがある)じゃないですか、お笑いの世界って。でも、僕だけこう(低空飛行)。なんか全然、みんなと違うなって……」と首を傾げた。
これにMCの千鳥・大悟が「全く仕事がないわけでもないのに」と理解を示す中、アントニーは「いろんな番組出て、いろんなキツい思いもしてきたんすけど、全然、ハネない」と発言。「今でも忘れられないんですけど……」と切り出すと、「(南米)ペルーの山奥。現地集合、現地解散っていうのがあった」と回想し、一同を仰天させた。
続けて、アントニーは「地上波唯一のレギュラーっていうのが、石川県のゴールデンタイムの『絶好調W』っていう番組のMC」と説明。大悟が「石川の夕方7時からの生放送、お前がMCしてるの?」と反応した際には「情報バラエティーなんで、ほぼ『王様のブランチ』みたいな番組」と例を出し、「地方の番組なんで、午前中にスイーツ8軒行って、午後焼肉6軒みたいな。ギャル曽根でもしんどい」と述べた。
アントニーは「こんなつらい仕事して、このまま僕は終わっていくんだろうな」と考えていたそうだが、そんな折、Netflixのドラマ『地面師たち』からのオファー。当初、マネージャーから聞いた時は「綾野剛さん、豊川悦治さん、ピエール瀧さん。で、アントニーさん。これで世界を狙うドラマです。はい、はい。ドッキリね」と勘繰ったという。
結果、アントニーは好演し、ドラマは大ヒット。アントニーは「思ったよりもドラマの評価はもちろん、僕も『よかったよ』って言っていただいた」と振り返ると、上沼恵美子からも「ホンマ最高やった。これであんた、芸能界大丈夫や。私、散々(芸能人を)見てきたけど、あんた売れるの確定や」と評されたことを告げた。
これに周囲が驚くと、アントニーは「上沼さんからの太鼓判いただいたら、もう、この業界で(売れるの)確定じゃないですか」とひと言。「僕は、そこで決めたんです」と切り出し、「思い切って家賃を12万(円)上げたんです。18万(円)から30万(円)の家賃に」と明かした。
だが、その直後に「レギュラーでやってた石川県の『絶好調W』。まさかのMC交代」という一報。それだけにとどまらず、「僕が自分でやってたラジオも金曜日の昼間に生放送で45分でやってたんですよ。それが土曜の深夜30分に降格したんですよ。で、準レギュラーでよく出させてもらった番組も、この春で2つくらい終わった」という。
アントニーは「確定のものがなくなり、ただ30万(円)の家に住む、仕事のない大男になってしまった。シンプルに笑えない」と苦笑。大悟の「バラエティーは減っちゃったかもしれないけど、そっち(演技のオファー)は?」との質問には「大悟さん、冷静に考えてください。こんなやつが演じられる役柄、少なすぎるでしょ」と返し、「唯一1つだけ来たのが、戦隊モノの怪人役です」と語った。
ただ、共演の元パンプキンポテトフライ・谷拓哉からは、「まず、生意気と思いましたもん。まず、家賃が18(万円)の人なんていない、周りに」とのツッコミ。同じく共演のラランド・ニシダも「そんなに売れてました?」と同調し、スタジオの爆笑を誘う場面もあった。
