昨年のM-1グランプリで準優勝してブレイクしたバッテリィズのエースが14日、MBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』（午後10時）に出演し、一昨年に結婚していたことを発表した。アルバイト先で出会い、約8年間交際した相手で、売れない時期を支えてもらったという。子どもはいないとした。

　メインパーソナリティー・明石家さんまが「『どうしてもさんまさんに言わなきゃいけないことがある』というゲスト」として紹介されたバッテリィズ。エースが「すいません、本当に」と緊張気味に発する中、さんまが「何を。どうしても言いたい？どういうことやねん」と質問。エースが「さんま師匠にずっとウソをついてしまっていて」と前置きすると、「いろいろ『（踊る！）さんま御殿!!』とかM-1の後とかでも、『結婚してないやろ？』っていうようなことを（言われて）ずっと（そうですと）言ってたんですけど、実は結婚してまして」と打ち明けた。

　さんまから「なんでずっと黙っとったんや？」と聞かれたエースは、「相方（寺家）も結婚してるんですけど。舞台とかでは結婚の話題はないんで、ウソつくこともないんですけど。（昨年）12月にM-1終わってからテレビ増えて。そっから『結婚してないやろう？』とか話に出たから、そのたんびに『してないです』ってウソついてたら、そろそろきついなっていう」と心苦しかったと告白。「奥さんもそもそも『黙っといてくれ』って言うのをいってたんですよ」と事情を説明した。

　アホキャラへの影響も考え、周囲からも「（発表）せんでええんちゃうか」と助言されていたというエース。夫人が初めて真剣交際した相手と分かると、さんまは「支えてくれた、一番ええバージョンや。芸人にとってな」と称賛。同期芸人らを集めて小さめの挙式もしていたと知ると、さんまは情報が漏れなかったことを感心した。現在は東京と大阪で離れて暮らしており、エースは1年後ぐらいに呼び寄せるつもりとした。

　さんまの要請で、エースは「野菜でいうと玉ねぎ顔。辛味も強い」と妻を例えた。生活が苦しい時代、妻に家賃を出してもらったりしたという。収入が少ない中でもボートレースに散財してきたエースは「今はお金いっぱい入ってきて、ほとんど（妻に）預けてます。ちゃんと」と改心したとした。さんまから祝いを兼ねた食事会を提案されると大喜びしたエース。「今までずっとさんま師匠の背中を見続けて来たんですけど」と崇拝ぶりを口にしたが、「離婚っていう背中だけは見んように。初めてです。さんま師匠の背中を追いかけないのは」と強く誓った。