【あんぱん】江口のりこ、今田美桜の母役に感激 過去には上司役「体の中に“見守る”免疫がすでにある」

俳優・江口のりこが主人公・朝田のぶ(今田美桜)の母・羽多子を演じるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)について、演じる役をどうとらえているか、また、これまでのシーンや今田の印象などについてコメントした。

朝田羽多子を演じる江口のりこ【写真:(C)NHK】
朝田羽多子を演じる江口のりこ【写真:(C)NHK】

主人公・朝田のぶの母・羽多子を熱演

 俳優・江口のりこが主人公・朝田のぶ(今田美桜)の母・羽多子を演じるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)について、演じる役をどうとらえているか、また、これまでのシーンや今田の印象などについてコメントした。

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 演じる羽多子は朝田家を支え続け、家庭的で趣深いのぶの母。夫を尊敬し、子どもたちには平等に接する設定。江口はどうとらえて演じているのか。

「まずオファーを受けたときに、どう考えても私は朝ドラのお母さんっぽい感じはないので、なんでだろうと思いました(笑)。羽多子は、たくましくて優しいお母さんですね。家のことを守りつつも、夫である結太郎(加瀬亮)さんが言っていた『女子も遠慮せんと大志を抱け』という思いを大事にしていて。娘3人に好きなことがあれば、その道に進めるようにサポートし、いつも後ろから見守っている。そんな感じがしますね」

 第1週で夫・結太郎が亡くなってしまい、その後、第5週と第6週で結太郎が出張に行くたびにくれた手紙について話す場面があった。

「初週の木曜で亡くなってしまって、びっくりしましたね。羽多子としては、もちろん悲しいけれども、まずはそれよりも生活をどうにかしなくてはいけない。小さい子どもが3人いて、悲しむ暇がない。どんな夫婦だったのかというのは、今も想像するところではあるんですが……。というのも物語上、結太郎さんと直接話したのは『出張ご苦労さまでございました』『お気をつけて』『行ってらっしゃい』くらいしかないんですよ。でもきっと結太郎さんが出張先で羽多子を思いながら手紙を書く時間は、唯一ゆっくりできる時間だったんだろうなと。羽多子にとっても、その手紙を読んでいる時間が、一番豊かな時間だったんだと思います。帰ってきたらきたで、生活に飲まれてしまいますし、離れている時間が2人の愛情を強くしていったのかもしれませんね」

 屋村草吉(阿部サダヲ)の助けもあり、羽多子は朝田家でパン屋を始めることができた。

「屋村さんは風来坊なのに、こんなに長い間、朝田家でパンを焼いてくれて。不思議ですよね。でも、屋村さんがいなかったらパン屋はできていないですし、羽多子は屋村さんをすごく大事にしていると思います。パン屋を演じるにあたって指導してくださっているパン職人の竹谷さんという方がいるんですが、竹谷さんが焼いたパンが本当においしいんですよ。今まで味わったことのないような深い味のパンで。それを食べられるのがうれしいですね」

 娘・のぶへの思いと演じる今田の印象についてもコメントした。

「のぶって本当にいい子なんですよね。自分のことだけを考えているのではなく、いつも家族のことを考えていて。なので、自分の子どもでありつつ、羽多子を助けてくれる人という感じもあるんですよ。朝田家はのぶが照らしてくれている気がしますね。美桜ちゃんは、数年前にドラマでご一緒させていただいて。そのときは、私が美桜ちゃんの上司で、彼女の成長を見守るという役どころだったんです。だから、自分の体の中に“今田美桜を見守る”という免疫がもうすでにあるんですね(笑)。とても素直で誠実な方なので、のぶ役にピッタリだなと思いますし。見ているだけで羽多子の気持ちになれるので、美桜ちゃんのお母さん役をやらせてもらえるというのは、すごくうれしいなと思います」

 作品は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに、苦難に面しても夢を忘れず荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語。俳優・今田美桜が主人公・朝田のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じる。

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