K-POP男性アイドルグループ・EXO（エクソ）のシウミン（35）が10日、都内で囲み取材に応じた。自身が主演した韓国ドラマ『ホ食堂～時空を超えた恋のシェフ』（月曜午後5時、ABEMAで無料配信中）の見どころを語りつつ、日本で行きたい場所、好きな日本食などについて語った。

　『ホ食堂～時空を超えた恋のシェフ』は、朝鮮時代の問題児ホ・ギュン（シウミン）が400年後の現代にタイムスリップする姿を描いている。ドタバタファンタジーのラブコメディーで、シウミンは「400年前僕はまだ生きていなかったので、当時の情報を集めることができないのが難しかったです。そこは時代劇を見ながら勉強しました」と振り返った。作品にちなんで「タイムスリップしてみたい時代はいつ」と問われ、「ホ・ギュンに会いたいので、朝鮮時代にタイムスリップしてみたいです」と笑みを浮かべた。

　日本で行ってみたい場所については「運動が好きなので登山をしに富士山に行きたいです」と回答。その上で「韓国ではプライベートで友達とたくさん登山に行っているんです」と明かし、「東京ディズニーランドにも行きたいです。実は1回だけ行ったことがあるんですが、その時、全部は見て回れなかったので、まだ行けてないところに行けたらいいなと思います」と目を輝かせた。

　好きな日本食について話が及ぶと「今回、おいしいものをたくさん食べたんですけど、特にひつまぶしやすき焼きがおいしかったです」と言ってニッコリ。おすすめの韓国料理については「タッポクンタンです。鶏肉を使った辛いスープの鍋料理なんですけど、それが一番」と声を弾ませた。

　EXOは2012年にデビュー。長期になったアイドル活動と俳優活動に取り組むシウミンは「歌手と俳優の活動に大きな違いはないと思っています」とした上で、「元々の職業はアイドルで『俳優は挑戦する職業』と思っています」と実感を込めた。俳優の難しさについては「台本を覚えるのがそこまで得意ではないので（笑）」と言い、逆に面白さを感じる瞬間については「普段やっていないキャラクターに入り込んで、普段はやらないことをできるところかなと思います。例えば叫んだり、アクションは俳優ならではの面白い部分かなと思います」などと語った。

□『ホ食堂～時空を超えた恋のシェフ』　身分制度による多くの制約があった朝鮮時代に、型破りな発想を持ち、自らを“天才”と称する異端児のホ・ギュン（シウミン）が、突然400年後のソウルにタイムスリップする物語。彼の目に映った現代は、全ての人が平等な社会で、馬より速い車が走り、どの家にも冷蔵庫があり、食べ物があふれる“地上の楽園”。ホ・ギュンはここで食堂の料理長になり、現代を適応しようと仲間たちと切磋琢磨していく。